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2009年1月25日 (日)

ガンとこんにゃくゼリー

P1000117                                余命宣告なんぞは、蹴っ飛ばせ!


こんにゃくゼリーによる窒息事故が報道されていた。マンナイライフ社は堅さや弾力性を少し変えて販売を再開したという。会社の販売再開については賛否両論があるという。

厚生労働省の調査によると、食べ物による窒息死者数は例年4000人を超え、平成18年は約4400人に上る。こんにゃく入りゼリーによる事故が社会問題 化したこともあり、厚労省の研究班が今年、全国の救命救急センターや政令指定市の消防本部を対象に事故事例(18年)を調査したところ、救急搬送された人 の大半が65歳以上の高齢者と10歳未満の子供だった。

08年の厚生労働省の調査では、原因を把握できた窒息事故803件の内訳は、

餅                     168
パン                       90
ご飯                       89
魚介類                    62
肉類                       60
果実類                    60
すし                        41
アメ                        28
団子                       23
ミニカップ入りゼリー  11
こんにゃく                10

となっており、こんにゃくゼリー(ミニカップ入りゼリー)による窒息事故は決して多いわけではない。というより、むしろ意外だったパンによる窒息事故数よりは遙かに少ない。「どうしてこんにゃくゼリーばかりが悪者にされるのか」という反論にも一理はありそうだ。もちろんこんにゃくゼリーの大きさや形を改善すれば事故は少なくなるだろうとも思われるので、対策を取ろうとしない業界を非難する立場も理解できる。

しかし、ここでこんにゃくゼリーが悪者かどうかを判断するつもりはない。どうしてか「ガンによる死」を連想してしまうのである。

ガンによる死は、全死亡原因の中で今では第一位を占めているようだ。だから窒息事故に占めるこんにゃくゼリーの割合よりは確かに高い。私が言いたいのは、「どうしてガンによる死だけが恐れられるのか」ということであり、その根拠が希薄なことに、こんにゃくゼリーとの類似性を見るからである。いわば、ガン=痛みに七転八倒して確実に死ぬ、こんにゃくゼリー=危険な食べ物という等質性だといっても良い。

しかし、餅による窒息死がこんにゃくゼリーによる窒息死よりも楽で良いとは思わないが、ヒトはいずれは何かの死因で死ぬのだとしたら、ガンによる死が、他の原因による死よりも決して悪いものだとは思えない。私の弟はバイクによる交通事故で若くして亡くなったが、死に際して何の準備もできず、交際相手の女性に別れの言葉を告げることもできずに逝ってしまった。交通事故死と他の死とを比較する時間的余裕は、弟にはなかった。

ガンは幸か不幸か、死を迎えるまでに幾分かの時間がある。死の恐れを十分に感じる時間がある。死を準備し、与えられた時間をどう過ごすか、自分で決めるための余裕がある。この時間を、死を恐れ、どうにか助かる方法はないか、特効薬はないかと右往左往して、ガン難民となって過ごすか、まぁ俺の人生はこんなものさと、死を受け入れて過ごすか、どちらを選ぶかは自分の選択に任されている。多くの患者は前者の方を選ぶが、後者を選んだ患者は、与えられた時間を十分に楽しみ、やりたいことに没頭して過ごす。
そうして、どういうわけか、死を受け入れて悠々と生きたものが、腫瘍が縮小して、ときには完全緩解することがある。

ガンは心の有り様で治すことも、悪くすることもできる。これは今日の精神神経免疫学が科学的に明らかにした到達点である。
余命宣告を受けようが、「後はホスピスですね」と言われようが、そんなものは蹴っ飛ばせばよい。


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コメント

もうすぐ春がやってきます。体調は如何でしょうか。
麻生さんのユーチューブを見て笑わせていただきました。
私もオンクル様のように自由自在にブログを書きたくて作ってみましたが 中々面倒なものですね。

死の恐怖と闘いぬいているからこその説得力がありますね。
私はまだガンではありませんが、どうせ死ぬなら癌で。という考えもありかも知れないと思い始めました。
そして、自分の采配の中で生きていく。
私にはそういう道を選んでいるキノシタさんがとても輝いているように見えます。
いつもありがとうございます。

茶長さん。

いつも閲覧をいただき、ありがとうございます。
医者が「余命宣告」するなんぞは、いきすぎた行為です。他人の寿命は誰にも分からないし、神でもない医者が他人の死ぬ時期を予告するなんて、「あんたは何様のつもりよ!」と言ってやりましょう。
私の母は肺がんで余命6ヶ月と言われたのですが、7年も元気で生きていました。渡井の癌研の主治医は『統計的に言えば・・・』と前置きした上で、『生存期間中央値は○○ヶ月ですね』と言いましたよ。すい臓がんの余命は何年ではなく、何ヶ月なんですよね。でも、余命よりも長く生きる人もいれば短い人もいる。統計値はあくまでも統計上の数字であり、本人にとっては、生きるか死ぬかはゼロか100%かのどちからです。

そんな数字に自分の命や人生を左右されることはありません。カズンズの『笑いの治癒力』には、余命宣告された質素で輝くような美しい女性が「このくそったれ医者め」と毒づく場面があります。診断は受け入れても余命宣告は拒否してやったと書かれていました。そして、多くの余命宣告を受けた患者で、余命宣告を受け入れなかった患者ほど長生きしているという数字(統計数字はこんな使い方をした方がよいです)があるそうです。

怖がりの私は 感激しました。

>余命宣告を受けようが、「後はホスピスですね」と言われようが、そんなものは蹴っ飛ばせばよい。

その強さと 勢い を 持ちたいなぁー。
要は、開き直りですよね。

きっと、幾度も開き直られたのでしょうね。
その度に、肝っ玉が太く・大きく・丈夫になられたのでしょうか。
(私は スパイラルに成長する癖があるので ↑こう思います)

蹴っ飛ばすかぁ。。。

アメリカの心理学の先生からも 
「デッドゾーンのマインドを 蹴っ飛ばせ!」と言われました。
私はちょっとお上品すぎるのかな♪(ジョークです・笑)

「蹴っ飛ばす」という大切な言葉を 思い出しました。
ありがとうございます。

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