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2014年6月

2014年6月29日 (日)

街のヒポクラテス

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雨の日曜日。こんなときには何を聴こうか。私は神も仏も信じていない無信心論者ですが、がんの王様といわれるすい臓がんの魔の手から逃れ得たことにはなにか「大いなるもの」の存在を感じたくなる。私の細胞の一つ一つも、この宇宙の全存在とつながっている。エネルギーのやりとりをしているのである。少しは敬虔な気持ちになっても良かろうというものだ。

それならばやはりバッハだろうか。「主よ。人の望みの喜びを」から聴いてみる。「トッカータとフーガ」「幻想曲とフーガ・ト短調」も良いなぁ。ヘンデルの「メサイア」は全曲だと2枚のCDになる。これもじっくりと聴いてみたい。

今の幸福な気分を味わうのなら、フランス映画「幸福」でも効果的に使われたモーツァルトの「クラリネット五重奏曲イ長調K.622」だろう。「フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299も絢爛で浮き浮きする。マーラーの「大地の歌」とベートーヴェンの第九で締めよう。

かかりつけの先生にがん研での検査結果を報告しました。「無罪放免」を喜んでくれました。すい臓がんで5年生存しいる人もたまにはいるけれども、あなたのように元気でいるのは、レベルが違うというか、見たことがないよ、と二人の先生からいわれました。すい臓がんをやったら、以前よりも健康体になったのだから、そう言われるのも無理からぬことでしょう。

がんになるのはそれまでの生活に原因があるのです。ストレス、食べ過ぎによる過体重、偏食、運動不足。これらを元から変えないかぎり、つまりがん細胞が育った体内の環境を変えないかぎり、がんが治ることはないのです。根本原因を取り除かないで、サプリメントや抗がん剤に頼るだけでは、いずれ再発すると思います。

その先生、鈴木央医師が、昨日のBS-TBS『ヒポクラテスの誓い』で紹介されていました。

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24時間365日、在宅医療に関わって15年、いや父親の鈴木荘一先生の時代からだと50年以上です。長い終末期医療の経験を持ち、私も終末期はこの先生にお願いするつもりでしたが、「先生、最期はお願いするという約束は果たせなくなりました」と言ったら、笑っていました。強い痛みのあるすい臓がんの末期には、この先生でなければ痛みを抑えられないと思っていたから。

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2014年6月27日 (金)

7年目の検査 完全治癒宣言

昨日は1年ぶりのがんの定期検査でした。
腫瘍マーカー、造影CT検査の結果は「異常なし」。いくつか正常範囲から外れた項目もありますが、極わずかであり問題なし。

先生からは「気持ちでは、完治していると考えても良いですよ

との嬉しいお言葉をいただきました。そうか、あらためて「治ったんだ!」という実感がわいてきました。とはいえ、1年後の検査の予約はしましたが。ま、念のためであり、先生の顔も見たいし。

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なぜ再発・転移もせずに治ったんだろう。自分なりに7年をふりかえってまとめてみると、

  1. 超音波検査で主膵管の拡張が見つかり、腫瘍らしきものがあると分かってから、48時間後にはがん研での手術日を決めた。「足の速い」すい臓がんでは1週間単位で病状が進む。最速で段取りを決められた。
  2. 幸い手術が適用でき、リンパ節への転移もなかった。ステージⅢ。
  3. 経験豊富な齋浦医師の執刀で、見えるがん細胞は全て切除できた。
  4. 残っているかもしれないがん細胞に対しては、6クールのゲムシタビンを半年かけて投与した。
  5. とはいえ、これでも5年生存率は15%程度である。10年生存率は限りなく小さい。再発転移をさせないためには、自分の免疫力を高める必要があった。
  6. 心の有り様、平安がもっとも重要な要素であると考え、死を受け入れる準備をした。人間には力の及ばないこともあるさ。死がやってきたならそれを受け入れれば良いだけのこと。悩んでもしかたがない。多くのがん患者がこの点に無頓着である。
  7. ストレスを溜めない。無理をしない。焦らない。悩みを翌日まで持ち越さない。ま、なるようになるさ。死と闘って勝利した人間は、歴史上一人としていないのだから。
  8. 睡眠と休養を十分に取る。メラトニンには熟睡効果があった。抗がん効果もあったかもしれない。
  9. 楽しいことをたくさん見つける。やりたくてやれなかったことを、がんのおかげと考えてやってみる。チェロに写真に旅行。思いっきりやったなぁ。
  10. 運動。ともかく「歩け、歩け」を絶やさずに実行した。通勤は徒歩で30分、一日1時間の速い速度での歩行を習慣にした。カメラを担いで良く散歩に出かけた。退院後3ヶ月のころ、京都の嵐山、嵯峨野を6時間も歩いたなぁ。紅葉がきれいだった。
  11. 食事やサプリメントは効果としてはこれらの次だろう。食事療法を無視するわけではないが、抗がん作用に過大な期待はできないと思う。サプリメントも同様。ま、少しの可能性、気休めあるいはプラシーボ効果でもあれば儲けものと考えて、厳選して取り入れた。

何が効いたのかはわからない。強いて言えば総合的効果としか言いようがない。先日のブログでも書いたように、すい臓がんは手術ができたとしても5年、10年と生存することが難しいがんである。サプリメントも、全て効果があったと言えなくもないような気もする。

  • 緑茶のカテキン
  • メラトニン
  • ビタミンD
  • マルチビタミン
  • オメガ3(EPA、DHA)
  • ターメリック(秋ウコン)
  • 初期は玄米魚菜食、血糖値が上がってからは玄米など糖質抜きの魚・肉菜食。肉も避けないで積極的に摂ってきた。がんと戦うには体力が必要だ。
  • オリーブオイル

もちろん、科学的に効果が実証されたものは一つもない。しかし、それは効果がまったくないということとは違う。ま、このへんの議論はブログの彼方此方に書いてある。科学的に実証された、エビデンスのある代替医療なんぞは皆無であるのだから、手を出すべきではないという「行きすぎた実証主義」の仰せに従えば、がん患者には希望もなくなってしまうだろう。

ごらんのように、がん患者の多くが取り入れているというキノコ類には一切手を出していない。あれは高いだけで無駄。効果がまったくないと思う。「高価な代替療法ほど、効くに違いない」と多くの患者が錯覚している。「原価が1000円の物を、1万円に設定しても売れなかったが、10万円にすれば飛ぶように売れる」と本音を語る代替療法業者に金を貢いでいるだけなのに。そんなものよりも歩くなどの運動の方が、がん細胞には効果がある。

シュレベールの『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』からは多くの知識・勇気と希望を貰った。ここに感謝を記しておく。

シュレベールが遺した言葉から、

  • がんを治すことができる自然のアプローチ法というのは存在しない。だが、避けようのない運命というものも存在しない。
  • がんが私たちに与える脅威は確かに大きい。だからこそ、そこから人生の豊かさを学べるということに、なかなか気づかない。
  • 統計は情報に過ぎず、けっして宣告ではない。
  • いったん腫瘍ができてしまったら、どんな防衛力を持ってしても、化学療法や放射線治療に取って代われるだけの効果があるとは断言できないだろう。だが、従来の治療法と平行してこうした自然の防衛力を活用することで、がんに対する潜在的抵抗力を最大限に発揮できるのである。
  • 免疫細胞は、客観的に見て、より”生きる価値”があるように見える人生を送っている人間の体内では、それだけ活発に動くかのように見える。
  • それは、私たちの貴重な白血球を強化できるものはすべて、腫瘍の成長を阻むこともできる、という結論である。要するに、免疫細胞を刺激し(食事療法、運動、感情のコントロールによって)炎症と闘い、血管新生と闘うことで、がんが増殖できる環境をなくすことができる。

このブログも10年までは続けようかと思っています。

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2014年6月23日 (月)

Eテレ『変わるすい臓がん治療』

今夜のEテレ『変わるすい臓がん治療』は、最先端の情報を簡潔にまとめた良い番組でした。見逃した方のために要点を書き出しておきます。

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FOLFIRINOXの効果は大きなインパクトがあった。5年生存率が約2倍。しかし副作用多非常に強い。
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nab-パクリタキセルの承認はたぶん来年になるだろう。このブログでは早ければ今年末までに、遅くとも今年度中と書きましたが、少し遅れそうです。効果はFOLFIRINOXよりも若干小さいが、副作用も小さい。従って、より多くの患者の選択肢となりうる。これらの5種類の抗がん剤を使っていくことで、より長い生存期間、がんとの共存の期間を得ることができる時代になった。ゲムシタビン1剤の時代よりもずいぶんと進歩しました。

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術後補助化学療法は、ゲムシタビンからS-1にガイダンスも書き換えられた。2年生存率、無病生存期間も画期的なほど良い成績が、日本における臨床試験で証明された。

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ステージⅣaの手術できるかどうかというボーダーラインの患者には、従前より術前化学療法としてGS(ゲムシタビン+S-1)療法が臨床研究として行われているが、東大附属病院ではさらにホリナートカルシウムを加えたGSL療養を、臨床研究として実施している。
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5名に治療を行い、3名で腫瘍多縮小して手術が可能となった。まだ小規模な研究ではあるが、大いに希望が持てそうです。

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腹腔内抗がん剤治療:胃がんでは先進医療として行われている治療法であるが、これをすい臓がんに応用した臨床研究が、東大付属病院で進んでいる。腹膜播種が生じたすい臓がん末期の患者に、S-1、パクリタキセルと併用して腹腔内に直接抗がん剤を注入する治療法である。

30名ほど治療をした結果、約6割で腹水が減ったり消失した。中にはがんが完全に見えなくなった患者もいる。(これは知らなかったなぁ)

最先端の情報を得るには、

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2014年6月22日 (日)

『カノン』

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新日鉄住金 鹿島製鉄所の夜景。出張のついでに撮影した。


中原清一郎の小説『カノン』は、脳間海馬移植が可能となった近未来が舞台です。

「馬の脳」と呼ばれる「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」には、「海馬(かいば)」という部分があります。海馬は、タツノオトシゴのような形をしています。  日常的な出来事や、勉強して覚えた情報は、海馬の中で一度ファイルされて整理整頓され、その後、大脳皮質にためられていくといわれています。つまり私たちの脳の中で、「新しい記憶」は海馬に、「古い記憶」は大脳皮質にファイルされているのです。

58歳の寒河江北斗は膵臓がんの末期で(膵癌は治らないがんの代名詞だからなぁ)ベッドに寝たきりの状態です。余命幾ばくもないことを知っている。しかし、何とか生きたい。健康な体に戻りたい。氷坂歌音(かのん)は32歳のジンガメル症候群という記憶障害にかかった女性。直近から過去に向かって徐々に記憶が薄れ、脳内物質を体に送る機能が衰えて最後は死に至る病である。

歌音には4歳になる男の子がいて、彼女は記憶が薄れていく自分の代わりになって、息子の達也の母親となってくれる相手を探している。この二人が脳幹海馬移植に同意して、歌音の体に寒河江北斗の記憶が「上書き」される。歌音は膵臓がん末期の体にその記憶を移して、徐々に死に向かっていく過程を体験することになるが、それでもかまわない、息子のことが第一だと考えている。

なにがなんでも生きたいという北斗と、子供のために死に逝く体に閉じ込められても良いという歌音。58歳の男性の意識が32歳の女性の体に入るのだから、いろいろと波瀾万丈。

アイデンティティはどこに存在するのか。脳か体なのか。心とは、記憶とは何か。生きるとは何か、死とは。生きるに値することがあるのか。難しい問題を投げかけながらも、一気に読ませる作者の力量にも感歎します。

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2014年6月18日 (水)

がんとサプリメント

今週はずっと出張です。宿で書いています。

今夜のアピタル夜間学校「がんと代替医療(サプリメント)」を今観ています。サプリメントには科学的に証明された効果はありません、が結論でしたが、唯一1週間に2~3時間の早歩き程度の運動で、乳がん患者の死亡率が67%低下したという説明がありました。乳がんになって運動を始めた患者でも同じような効果がありました。確か、この話は過去のこのブログでも書いています。

前回のブログで書き忘れたのですが、『人体 ミクロの大冒険』でも数分程度の自転車漕ぎ運動で、がんと戦う能力を持ったT細胞が増えることが観察されています。免疫細胞が活発に動くことが分かっています。これは筋肉から分泌される物質が免疫細胞を活発化させるためです。こちらにより詳しく書いてあります。

ミクロの大冒険
録画を取ってあったNHKスペシャル『人体 ミクロの大冒険』をやっと観終わりました。CGをふんだんに使った興味深い内容でした。1回目。遺伝子は受精の瞬間に決まるが、細胞...

だから、「ともかく、歩け、歩け」だよと私は書いているのです。そのうえで、ある程度のエビデンスのあるものから選んで使えば良いと思います。

サプリメントとは上手につきあいましょう。

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2014年6月16日 (月)

老化とがん

3月に放送されたNHKスペシャル『人体 ミクロの大冒険』が書籍で出版されました。製作の裏話や放送できなかったことなども紹介されており、興味深い内容です。3回にわたっての放映ですが、この番組に隠されたメッセージは「エピジェネティクス」です。

がん細胞も含めて、細胞の働きは遺伝子だけで決まるのではなくて、どの遺伝子がいつ発現するかを決定しているのは、遺伝子を包むように覆っている分子と他の細胞との相互作用、周囲の環境が影響しているという。

がん細胞はまわりの細胞の遺伝子を操作して(つまりはエピジェネティクス!)、自分に都合のよいような環境を作り上げていきます。酸素が足りなければ新しい血管を作るように周囲の細胞を変えてしまうのです。

老化とがんの関わりも次第に明らかになってきている。私たちの身体では毎日5000個もの細胞に遺伝子の異常が生じているそうです。しかし、その以上の程度はピンからキリまであり、放っておけば確実にがん化するものから、それほどでもないものまであります。それらの全てに免疫を総動員して破壊してしまうことは、多くのエネルギーを費やします。そもそも細胞にとっては、繁殖期を終わった個体の寿命などには関心がないようです。だから、戦略としてそれほど危険がない遺伝子の異常を持った細胞には、生かさず殺さず、そこに居座っていただく。これにもエピジェネティクスが関わっています。その細胞の遺伝子の発現を抑えて、いわば昏睡状態にしてしますわけです。

こうした細胞がどんどん増えることが細胞レベルから見た「老化」だというわけです。「老化」とはがん対策の戦略上の当然の帰結なわけです。

免疫の司令塔であるT細胞は、骨髄で生産されて胸腺に送られて、自己には反応せず他者にのみ攻撃をするように教育されます。ところが繁殖年齢を過ぎるころ、20歳台以降には胸腺がどんどん死亡に置き換えられて小さくなります。私の年齢、60歳を過ぎるとほとんどなくなってしまいます。ということは、T細胞を教育することができない。これまでに作られたT細胞だけでがんと闘う必要があるのです。さらにがん細胞は、T細胞の遺伝子に働きかけて不活発にしてしまいます(これもエピジェネティクスです)。結局5%ほどのT細胞しか、がんとの戦闘に参加できません。これが年齢とともにどんどん少なくなります。

今残されているT細胞を、如何に上手に活かしてがんと闘わせるか。食べ物やサプリメントで免疫力が上がる、といってもなかなか難しいことが分かります。がんペプチドワクチンもT細胞を増やすわけではないです。

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2014年6月14日 (土)

JAVAで大量の静的な配列データを扱う

今回はがんとは関係のない内容ですが、参考メモとして。

JAVA初心者が大量のデータ処理に困って・・・・

ある目的でAndroidのアプリを開発しているのですが、大量の静的なデータを扱う必要があり、その処理方法を考えあぐねていました。JAVAの入門書にも、より詳しい応用編にも紹介されていない。インターネットで探してもこれといった適格な説明がないのです。

JAVAのプログラムはClass、つまり部品の設計図あるいは鋳型の集合のようなものですから、大量のデータを扱う配列を一つのClassとして宣言すれば良いのですが、別のClassから利用するには、そのつど実体化=インスタンスする必要があります。それは良いのですが、配列を初期化する、つまり配列に値を入力するのは使う側のClassで行うのです。ということは、この使う側のClassのプログラムが延々と長くなるのです。それを避けたいがために別のClassに配列を宣言したのに、これでは意味がありません。

結論から言うと、次のようにして解決できました。

  1. 配列をClass(B)に修飾子static、finalを付けて宣言する。
  2. 同じClass(B)に初期化メソッドを作成し、その中で配列の初期化をする。
  3. 呼びだす側のメインClass(A)のoncreate()内にてこのメソッドを呼びだせば、アプリの起動時に配列に初期値が代入される。

3次元のfloat型の配列の例では、プログラムはこんな感じになります。

Parameter.java

    package com.demo.calc;

    public class Parameter {   
        public static final float [][][] Sensitivity 
                                 = new float [10][20][5];   

    public static void ArrayInit() {   
            // 製品1
            Sensitivity[0][1][0] = 0.475f;
            Sensitivity[0][1][1] = 0.5588f;
            Sensitivity[0][1][2] = 0.5588f;
            Sensitivity[0][1][3] = 37.861f;
            Sensitivity[0][1][4] = -8.7016f;
           
            // 製品2
            Sensitivity[0][2][0] = 1.7273f;
            Sensitivity[0][2][1] = 1.7273f;
            Sensitivity[0][2][2] = 1.7273f;
            Sensitivity[0][2][3] = 112.59f;
            Sensitivity[0][2][4] = -2.3346f;
           
            // 製品3
            Sensitivity[0][3][0] = 2.1111f;
            Sensitivity[0][3][1] = 2.1111f;
            Sensitivity[0][3][2] = 2.1111f;
            Sensitivity[0][3][3] = 233.24f;
            Sensitivity[0][3][4] = -76.379f;
           
            //<・・・略・・・>

           }
       }

呼びだして使う側のmain activityには、

   package com.demo.calc;
   
   public class MainActivity extends Activity {
   
    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);
       
        // 配列初期化のメソッドを呼びだす。
        // クラス名.メソッド名

        Parameter.ArrayInit();
       
        //<・・・略・・・>
     }
}     

と最初のほうに書いておきます。

以後は、使いたいところで、クラス名.配列名[1][0][3]などのように指定して呼びだせば良いのです。

float Alfa = Parameter.Sensitivity[1][0][3];

  • 配列の宣言でstatic、final修飾子を付ける。静的な変数で変更は許可しないという意味になります。
  • 初期化するためのmethodにもstatic 修飾子を付ける

これが要点でした。

技術屋さんなどAndroid,JAVAで大量のデータを扱うことがあろうかと思うのですが、皆さんどうされているのかな。

これでアプリは正常に動いているから問題ないと思うが・・・。

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2014年6月11日 (水)

7回目の「がん記念日」

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今日6月11日は「がん記念日」。7年前の6・11に超音波検査で膵臓がんが見つかったのでした。確定診断はもう少し後ですが、この日からがんとの闘いが始まったのです。紫陽花の花を見ると、そろそろ定期検査の時期だなぁと、普段は再発や転移のことを忘れているのに、少しだけ不安が首をもたげてきます。

ブログの記事数も1107件。2.3日に一つ書いている計算になります。我ながら良く続いたものと感心します。

手術が可能な膵癌の5年生存率は約15%です。日本ではそれから先のデータはありませんが、世界でもっとも膵癌の治療が進んでいると言われているジョンズ・ホプキンズ大学病院のデータでは、5年生存後も10年までの間に半数の患者が再発や転移をすると、昨年主治医の先生から聞かされました。

たとえば、ジョンズ・ホプキンズのデータではないですが、こちらのCancer2000のサイトにある膵腺癌のデータには11年までの生存率曲線が載っています。resection(切除)できた患者とできなかった患者の比較ですが、切除できても生存率はどんどんゼロに近づいていきます。

「いくつかの研究によって示唆されるように、外科的切除ではまれにしか治癒しない。 しかし、生存期間を延長することができる」と書かれています。多くのがんでは5年間再発・転移をしなければ「治癒」したものとみなされますが、膵癌にはあてはまりません。

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コンロン研究:切除を受けた患者間での生存率(N=118、生存期間の中央値= 14.3ヶ月)対、切除を受けなかった患者(N=566、生存期間の中央値= 4.9ヶ月、P <0.0001)の比較。5年後に生存しているのは、12人で10%。

12人のうち、6人は報告時点で疾患の証拠もなく生存していた。5人は60、61、62、64、および64ヶ月で、再発性または転移性膵腺癌で死亡した。残りの1人は膵臓癌の再発の証拠はないが、転移性肺癌で84ヶ月で死亡した。

やはり、5年から10年までに半数の患者が死亡しています。しかし、84ヶ月(7年)を過ぎた残りの半数、6人は10年以上生存しているのですから、このデータを見る限りでは、7年を過ぎれば「治癒」と考えて良さそうです。

今月末の検査で再発・転移がなければ、私もこの仲間に入ることができるかもしれません。

「がん記念日」にネガティブな話題ですが、これらの研究はいずれも膵癌の抗がん剤がゲムシタビン単剤だったころのものが多いのです。現在はより効果のある抗がん剤がより多く(アメリカでは9剤)使われるようになっていますから、もう少し成績が良いはずだと期待することができます。

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2014年6月 8日 (日)

代替医療をどのように選ぶ?

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紫陽花も色づいてきた。紫陽花には雨がよく似合う。生き生きとしている。


雨の週末です。レインコートを着て屋上の排水溝を掃除しました。風で運ばれてきた埃が、詰まるほどの泥となっています。ブラシでこすり、水道水で洗い流しました。3年前には泥から少し放射線も検出しましたが、今回は未検出。それでも都内では今でも、1ヵ月で1平方メートル当たり8.3Bqのセシウムが降下しているのです。

こんな雨の休日にはバロックが良い。昨日はヴィヴァルディ作曲のイ・ムジチ演奏による「調和の幻想」とイタリア合奏団の「調和の霊感」(L'estro Armonico 同じ曲だが、CDによって日本語のタイトルが違う)を聞き比べ。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲なら「四季」も良いけれど、「調和の霊感」はもっと聞かれても良い曲だと思うのだが・・・。今日も雨、バッハにしようかな。

今週のアピタルがん夜間学校は「もっと知ってほしい がんと代替医療(サプリメント)のこと」 2014年6月18日(水)午後7時半~

前回に緑茶のカテキンのことを書いたので、ちょうど良い機会です。厚生労働省がん研究助成金「がんの代替療法の科学的検証と臨床応用に関する研究」班で主任研究者を務める住吉先生の講演ですから、内容は今から想像がつきます。

「がんが治る、再発を防ぐ」などと報告されたサプリメントは一つもありません。がんを消せる万能サプリなどはないのです。

「報告された」を「証明された」と言い換えても良いが、これ自体は正しいのです。サプリメントにがんの予防・治療効果を期待することが無理なわけで、明確ながん予防効果を示すサプリメントは存在しないのです。

しかし、「がんを治すことのできる代替療法は一つもないが、自己治癒力・自然の防衛力を無視することもナンセンスである」とのシュレベールが『がんに効く生活』で述べたとおり、過大な期待は禁物ですが、さりとてまったく効果がないとも言いきれない。統計的に効果が証明できない=有意差がないことと、効果がないこととは違います。極わずかな違いは統計的に検出できないということです。それは、中には効果がある人もいるということです。このあたり、少線量の放射線による発がんが、なかなか有意差を示せないことと同じです。

代替医療のきちんとしたエビデンスは出てきません。なぜなら数億円もかかる試験を実施して、仮に有意差を証明できてもその費用を回収できないからです。唯一AHCCが金沢大学と共同で臨床試験をやったようですが、がん患者が期待できるような結果ではなかった。

がん患者には時間がないのです。きちんとしたエビデンスが揃うまで待っていられない。だから、私の代替医療に関する三つの基準は、

  • ある程度の(ヒトに対する)研究成果があること
  • 重篤な副作用がないこと
  • 高価でないこと

なら、「やってみれば良いでしょ」です。その意味で緑茶はもっとも期待が持てる食品です。

緑茶ならカテキンの多いと言われている深蒸し茶でしょう。それをお茶ミルで挽いて100%の成分を摂っています。1日に2~3杯。10杯は多すぎです。多ければよいというものではないし、逆に副作用があります。美味しく楽しみながらの「至福の一服」は、有意義な一日を過ごすことにもつながります。

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2014年6月 7日 (土)

緑茶のカテキンは膵臓がん細胞の代謝を変える

緑茶の抗がん作用については以前から紹介していまし、私は毎日深蒸し茶をミルで挽いて極微細や粉末(お抹茶)にして飲んでいます。

お茶に含まれるカテキンが膵臓がん細胞の代謝を変えることが分かったとの記事があったので紹介します。

緑茶が膵臓がんのリスクを下げる仕組みを米研究所が解明!

日本人には馴染みの深い緑茶。毎日飲んでいるという人も多いだろう。 その緑茶に含まれるカテキンなどの成分に殺菌作用や血糖値を抑制する働きなどがあることはこれまでの研究で明らかになっている。 そして「抗がん作用がある」ともされているが、どうやってがん細胞の発達を抑制しているのか、そのメカニズムは分かっていなかった。

がんに関わる酵素を阻害
しかしこのほど、緑茶が膵臓がんのリスクを下げる仕組みを米国の研究所が解明した。 研究チームによると、緑茶に含まれるEGCG(没食子酸エピガロカテキン)と呼ばれるカテキンの一種が、がんと密接にかかわる酵素LDHDを阻害するのだという。それにより、膵臓がん細胞の代謝を変えることがわかった。 また、酵素阻害物質のオキサミン酸がLDHDを抑制することも確認した。つまり、EGCGとオキサミン酸ががん細胞の拡散を抑制し、がんの予防や進行を遅らせることにつながるのだという。

膵臓がん以外にも当てはまる?
研究を行ったロサンゼルス生物医学研究所のWai-Nang Lee博士は「研究結果は膵臓がんだけでなく、すべてのがんの予防につながる可能性がある」と話す。 今回はがん予防や進行を遅らせる仕組みについての研究だが、どのくらいのカテキン摂取でそうした効果が得られるのかも知りたいところ。今後の研究に注目したい。

出典元:Metabolic consequences of LDHA inhibition by epigallocatechin gallate and oxamate in MIA PaCa-2 panc - Metabolomics


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2014年6月 4日 (水)

上野で散歩カメラ

昨日は上野での写真展を観たついでに、上野公園や、上野広小路を散策。バルティス展を開催しているためか、平日なのにたくさんの人出でした。

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こんな神社もあるのですね。

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何とも不思議な組み合わせ。ゲイ(バレリーナ風のおね・にいさん)とホームレスと紙芝居。お題は『泣いた赤鬼』。

下町風俗資料館のイベントのようで、東京都に認定された「ヘブン・アーティスト」たちが連日パフォーマンスをやっているのだとか。

この女性は『紙芝居屋 三橋とらの日記帳』というブログもありました。同じような写真がアップされていました。

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上野広小路の飲食街の路地裏。

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昨日もしっかりと歩きました。散歩カメラは楽しい。

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2014年6月 1日 (日)

タルセバがより多くの拠点病院で使用可能に

Twitterでもつぶやいたのですが、5月26日付でタルセバ(エルロチニブ)の留意事項が改定されています。

日本膵臓学会「タルセバ錠の膵癌適応に関する承認条件(施設要件)の一部改訂について

詳細はリンク先のPDFをご覧ください。新旧対照表 ↓

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タルセバは副作用が多く、延命効果も数日という割りには、薬剤費が高いのであまり使われていないと思います。病院の制限を緩めても劇的に使用する患者が増えるとも思えませんが。

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14/5月ツイートのまとめ

【重要】
タルセバ(エルロチニブ)の留意事項が一部改定

キノシタ @Oncle1316 
厚労省 膵がん対象のエルロチニブ使用、施設要件を緩和:治癒切除不能な膵がんを適応とする抗がん剤「エルロチニブ」(タルセバ)の使用の留意事項を一部改正した。これまで、がん診療拠点病院や特定機能病院に限定していたが、この要件を削除した。 http://www.risfax.co.jp/risfax/article.php?id=44740 

キノシタ @Oncle1316 
国立がん研究センター研究所の大木理恵子研究員と中釜斉所長らのグループは28日、珍しいタイプの膵臓がん「膵神経内分泌腫瘍」について、新規のがん抑制遺伝子「PHLDA3」を特定したと発表。同遺伝子の機能が失われると同疾患の悪性度が高まる http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020140529eaak.html 

朝日新聞医療サイト「アピタル」 @asahi_apital  
【がん夜間学校】膵臓がんの患者に適した食事は? → たんぱく質や脂質の分解能力が落ちているので、経口の補助剤を積極的に使う。エレンタールという栄養剤を使うことも。 http://apital.asahi.com/school/ #apital 

朝日新聞医療サイト「アピタル」 @asahi_apital  
【がん夜間学校】EPAはサプリメントからとってもいい? → 基本的にはいい。ただ、同時に十分なカロリーを取らなければ意味がない。例えば、青魚だけでは偏りがある。バランスの良い食事を取ることが前提。 http://apital.asahi.com/school/ #apital

キノシタ @Oncle1316 
赤ワインのポリフェノールに健康への効果確認できず。「欧米式の食事に含まれるレスベラトロールには、炎症、心臓血管疾患、がん、寿命などへの実質的な効果を持たないことが示された」という。 http://www.afpbb.com/articles/-/3014787

勝俣範之 @Katsumata_Nori  
赤ワインに含まれるポリフェノールのレスベラトロールには、炎症、心臓血管疾患、がん、寿命などへの実質的な効果を持たないことが示された。前向きコホート研究。783名の追跡調査の結果なので信頼性が高いと思われます。赤ワイン健康説を否定する論文http://archinte.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1868537
キノシタ @Oncle1316 
これ、注目! RT @YuriHiranuma Meditation and Taichi alter telomerase activity. 瞑想と太極拳は、テロメラーゼ活性に変化をもたらす。

【その他】

キノシタ @Oncle1316 
がん患者、「仕事をしたい」8割 理由は「家庭の生計を維持するため」など:治療費も高額になるし、交通費、末期には介護費用。がんとの闘いはお金との闘いでもあるし。 http://www.j-cast.com/kaisha/2014/05/30206124.html 

NPO法人パンキャンジャパン @PanCANJapan  
国立がん研究センターのプレスリリースです。遺伝子診断アプローチによる治療の可能性に光が見えてきました。リンク先の奥坂拓志先生(国立がん研究センター中央病院... http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20140528.html 

キノシタ @Oncle1316 
腫瘍のDNA配列を解読し、特有な遺伝子変異を見つけ、その遺伝子変異に反応するT細胞を同定して体外で培養し、患者の体内に戻したところ、腫瘍が縮小した。 http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304155604579552892858676308 

キノシタ @Oncle1316 
世界初のがん幹細胞標的薬、治験中止:第三相試験の中間解析で病勢コントロール率が判断基準に達せず、新規患者登録を中止。ペプチドワクチンといい、新薬の成功は難しい。 http://toyokeizai.net/articles/-/38671 

和歌山県立医科大学図書館 紀三井寺館 @wmul_k  
【イベント】市民公開講座:すい臓がんに光をあてる~標準治療の最前線からペプチドワクチンまで~|2014/6/14(土)13時半~16時半|県立医科大学 講堂|要申込 http://www.wakayama-med.ac.jp/intro/press/201405/h26-0514kantansui1.pdf http://www.wakayama-med.ac.jp/intro/press/201405/h26-0514kantansui2.pdf #和歌山県立医科大学 

きっこ @kikko_no_blog  
「放射線治療医として40年間に約3万人のがん患者を診察してきた国内第一人者の専門医、国立病院機構北海道がんセンターの西尾正道名誉院長(66)が「(福島の)子どもの鼻血は放射線に由来する」と断言」→ http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/150454/2 

勝俣範之 @Katsumata_Nori  
カフェイン併用療法よりも、科学的エビデンスに乏しい放置療法をやり、早期がんを放置され、亡くなった患者さんがいます。科学的にも倫理的にも社会的にも問題が大きい。メディアもこちらのほうをもっと問題にしてほしい。日本のメディアは何を考えているのでしょうか?

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