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2015年10月30日 (金)

野球賭博って悪いことなの?

遠くには雪山が

巨人軍の選手が野球賭博に関与して処分を受けそうだという。2011年には大相撲の力士らによる八百長問題が起きている。プロスポーツの世界(大相撲は、プロレスと同じで、スポーツでなく興業だという説もあるが)にこうしたことは常にあるのだろう。たどっていけば胴元はやくざに違いない。

でもなぁ、自分の金で博打をやっているのだから、いいじゃないか、と言えば言いすぎか?

というのは、老後を支える公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が、大きな運用損を出しているのではないか、と巷間言われてきた。

野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストが10月23日、ハフポスト日本版の取材に対し、試算を明らかにした。それによると、GPIFの7-9月期の運用損は、国内株が約4兆3000億円、海外株が約3兆7000億円などとなった。この間、TOPIXは13.4%、日経平均は14%それぞれ下落した。

21日のヒアリングで厚労省年金局の担当者は、10兆円の運用損(7~9月期)を出したことを認めた。

さらに、損失を挽回するために海外の低格付け債(がらくた債)にまで投資をするのだと。この中にはギリシャ国債も含まれている。投資の受託機関の中には、あのゴールドマン・サックスも含まれているのだ。博打で損をして更に深みに入るっていうのはよくある破産のパターンだろ。

アベノミクスの株高を演出するために、比較的安全な国内株よりも海外株の割合を引き上げた結果、世界不況の波をもろにかぶったというわけだ。

で、この引き上げは国会にも諮られたわけではなく、ましてや我々国民が承認したわけでもない。つまり、他人の金を勝手に博打につぎ込んだ挙げ句に10兆円の損を出した。

野球賭博よりも悪質だし、我々の老後の年金にもろに響いてくる。自分の金をやくざに献上するのと、他人の金を承諾なくハゲタカファンドに貢ぐのとどちらが悪い? って言わなくても明らかだよね。

がらくた債で更に損失が膨らんだらどうするんだ、との質問に、厚生労働省の担当者は「年金の保険料を上げるという選択肢もある」といけしゃあしゃあと応えている。


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