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2015年12月

2015年12月31日 (木)

戦後70年の大晦日

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戦後70年の今年も今日で最後。思い起こせばいろいろとあったけど、可もなし不可もなしというところか。母子家庭だった友人の息子さんが自殺したり、高校時代のクラブの先輩が1月に膵臓がんが見つかり、治療の甲斐もなく11月に亡くなった。抗がん剤も効果がなく、半年後には「緩和ケア」を薦められた。あまりの増殖の早さに、改めて膵臓がんの怖さを実感した。

ある調査によれば、がん細胞の数が倍になるのに要する倍加時間は、前立腺がんで400週、乳がんで30週、大腸がんで24週、肺がんでは18週、そして膵臓がんでは6週だという。これらは平均値だから、早い患者もあれば遅い患者もいる。まことに膵臓がんは「足が速い」

膵臓がんの多くは見つかったときには既に手術できないほど大きくなっているが、仮に倍加時間の3倍、18週早く見つけることができれば、直径では2分の1で見つかることになる。4センチのものが、18週(4か月)前なら2センチで見つかる。この時点なら手術が可能な例も多いに違いない。

だから、半年ごとに人間ドックを受けていた医者が、膵臓がんが見つかったが手術には手遅れだったということが、現実に起きるのである。早期発見が、とくに膵臓がんでは重要である。

さて、戦後70年の今年、政治の世界でもいろいろとありすぎた。忘年というが、忘れてはならないこともたくさんあった。時の政権が憲法を勝手に解釈して、戦争のできる国に邁進しようとしている。

私は昭和23年生まれだから、戦争を直接は知らない。物心ついたときには、戦地から引き揚げてきた親爺は、夫が戦死して未亡人となった母と結婚し、海岸の防波堤に抱きかかえられるようにして自分で建てた粗末な家で、闇のどぶろくを作って売っていた。少年時代は、戦争の影がいつも身近にあった。

誰も生きるのに必死だった。しかし、戦争も空襲もない平和をありがたいと思っていた。いや、平和とかを考える以前に食うのに必死だった。

  平和とは一杯の飯初日の出

しかし、今や、

  平和だが飽食という陰ありて

なのだろうか。(「平和の俳句」より)

ありがたいことに、直腸がんと膵臓がんと、人生で二度経験したが、平和のおかげで治療をすることができたのである。

来年は日本の行く末を決める正念場の年になるだろう。がんになっても安心して治療に専念できる日本であり続けたいものである。

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2015年12月29日 (火)

腸閉塞の原因、第3位は「モチ」

今年もあと三日になりました。

先日の検査で、先生がHbA1cを測りますか? と言うので、「はい、正月に餅をどれくらい食っても大丈夫か知りたいので測ります」と返事をした。結果は6.5だった。

「まぁ、食べ過ぎなければ良いですよ」とのことでした。

しかし、血糖値以外にも気をつけなければいけない点があります。

「腸閉塞」

お正月に注意しないといけないのはお餅です。食事による腸閉塞の原因のベスト3に入ると言われています。

・腸閉塞予防のために控えた方がいいもの
コンニャク、硬い繊維の野菜(タケノコ、ゴボウ、レンコンなど)、キノコ類、海藻類、イカ、タコ、油の多い料理、脂肪の多い肉など。

玄米菜食をやっている方も要注意ですね。消化器系を手術した患者は兆が狭くなっている。潜在的な癒着も必ずありますから。

漢方の大建中湯は、手術後の腸閉塞の予防になると言われています。私もしばらくは飲んでいました。

アヘンチンキも量が多すぎると、腸の動きを押さえるので、腸閉塞になりやすくなります。

毎年、餅を喉に詰まらせて死亡したという記事が新聞に載ります。腸閉塞はそれ以上に多いのだろうと思います。救急車のお世話にならないよう、気をつけましょう。

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2015年12月28日 (月)

がん治療の費用対効果

分子標的薬が次々と承認され、免疫チェックポイント阻害剤もいずれ多くの癌腫に効果があるとして承認されるだろう。がん患者としては期待もしている。

しかし、その薬価を見ると唖然とする。非小細胞肺がんに承認されたニボルマブは、1人に1年投与すると約3400万円かかる。効果があり、長生きするから長く投与することになる。投与し続け中止する時期を判断することも難しい。

第56回日本肺癌学会学術集会のシンポジウム「肺癌新治療の費用対効果」には満員の聴衆が参加したそうである。

費用対効果から考える肺癌治療のあり方【肺癌学会2015】
医療の進歩が国家を破綻させる

仮に非小細胞肺癌の治療薬ニボルマブ(オプジーボ)を1年間投与すると、約3400万円かかり、患者数の多い非小細胞肺がん患者10万人に投与すると、3兆4000億円かかることになる。これでは国の財政が崩壊する。他の癌腫にも同様の薬がどんどん出てくれば、国家予算の半分ががん治療費なんてことにもなりかねません。国保の加入者が一人がんになったら、その自治体の保険財政は破綻しかねません。保険料を上げるしかないが、それにも限度がある。「なぜいやなあいつの医療費のために、私の保険料が上がるのか?」小さな共同体ではそんな恨み辛みにもなりかねない。

そうした背景もあって、「肺癌新治療の費用対効果」のシンポジウムが開催されたのですが、そこでは「75歳以上には対症療法しか提供しない」との解決差ものあり得るという話も出たそうです。

根本は薬価が高すぎることです。こちらの記事にも書きましたが、

  1. 医療費に関するウソ
  2. ニボルマブって幾らでしょうか?

アメリカの製薬企業のいいなりに薬価を決めている厚生労働省の考え方が問題でしょう。「医療を破壊したい厚労省」とでも言いたくなります。

若くてまだ就学時の子供がいるような患者には、効果のある薬を投与してやれば良い。75歳以上は我慢をしてもらって、治療はしない。こんな制限でも必要になるかもしれません。

しかし、数ヶ月の延命効果とかの、わずかな効果しかない薬ならまだ諦めもつきますが、ニボルバムのように治癒する例がある薬なら、90歳であろうと簡単には諦められないでしょうね。よく効く薬が高価だから、深刻な問題になります。高額療養費制度によって、本人負担は高所得者でも一ヶ月18万円ほどですから、国の財政や将来の世代のことを考えて、私は治療はしない、などという人はいないんではなかろうか。

ニボルバム(オプジーボ)には更にこんな問題もありそうです。肺がん患者の会ワンステップさんに「ニボルマブに関する要望書」との記事があります。

今月中に免疫チェックポイント阻害剤・ニボルマブが保険認可されそうですが(17日に承認)、たとえ認可されても使えない、という気配が出てきました。同時に、この薬の登場に当たり、患者自身が考えるべきことも見えてきている気がします。

DPCとは、入院患者さん1日当たりの定額の点数をもとに医療費の計算を行う制度です。診療行為ごとの点数をもとに計算する「出来高計算方式」と異なります。がん拠点病院はほぼこのDPCを採用しています。しかし、ニボルマブの投与は、一ヶ月およそ300万円かかります(患者は数万円程度の負担となる。高額療養費にあたるため。)。DPCの計算では、治療費の半分以上を各施設が負担しなければならない計算です。事実上、初回入院の治療が行えなくなる懸念があります。初回治療を各病院が入院で行っても、各施設での負担が少なくなるように、出来高算定での保険請求ができるように要望します。

外来治療へ移行するまでの初回の入院治療をした場合、病院が大幅な赤字になる。したがって、患者に投与することをためらう、ことにもなりかねないようです。
日本肺癌学会の要望書

オリンピックなんか辞退してしまって、運営費1兆8000億円や競技場の建設費をこちらに回して欲しいもんだ。

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2015年12月25日 (金)

すばらしいクリスマスプレゼント がん研で手術が可能に!

ブログ記事『ガン治療の名医100人【部位別完全リスト】 』に、すばらしいコメントをいただきましたで、この記事で紹介します。

お疲れ様です。
今回のキノシタ氏の投稿を拝見して、がん研有明病院のセカンドオピニオン外来を受けました。運よく齋浦先生とお会い出来ました。現在通院している大学病院では、私の膵癌手術は出来ないという事で、はっきり言って駄目で元々という思いでしたが、お話しを聴くと手術可能との事で、何かひとつトンネルの出口が見えた様に思いました。本当に出口を抜けられるのは何年もかかるのでしょうが、この機会を幸運と捉えて治療を受けるつもりです。関西在住ですが頑張ってみます。
情報ありがとうございました。

がん研有明病院の、私と同じ主治医にセカンドオピニオンを受けて、大学病院では手術不可だったものが可能になったんですね。

すばらしいクリスマスプレゼントです。松沢さん、おめでとうございます。

私も永年ブログを続けてきた甲斐があります。

がん研は、膵臓がんに対しては特別枠もあるんです。つまり、膵臓がん患者だけは手術の空きを常にとってある。それは数ヶ月先の手術では腫瘍が増大して、手術不可に変わることもあり得るからなんですね。

また、hdさんの例のように、可能性に賭けて果敢に手術適用することにもチャレンジしています。

良い結果になることを祈念しております。またぜひ経過報告をしてくださいね。

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2015年12月23日 (水)

今日の一冊(26)

15歳で膵臓がんの画期的な検査法を発明したジャック・アンドレイカの物語。15歳にしては立派な文章を書くなぁ。
ゲイだということで、学校でもいじめられ自殺未遂もする。大好きなおじさんが膵臓がんの発見が遅れて、手術もできずに亡くなった。僕には「科学しなかい」との一念で膵臓がんの検査法を発明する。

佐藤由美子さんはホスピス緩和ケアを専門とする米国認定音楽療法士。
音楽療法はアメリカでは普通に行われているが、日本ではほとんど聞いたことがない。
米国統合医療ノートには「音楽は癌の不安を和らげる」との記事がある。
印象的だったのは、亡くなる直前まで聴覚だけは残っているという事実を彼女の経験から語っている。最期まで音楽は届く、だからこそ音楽療法にも意義があるのです。

モーツァルトを聴くと脳内のドーパミン分泌が盛んになるという研究もある。『モーツァルトと脳内物質ドーパミン

久しぶりに読んだ浅田ワールド。日本びいきの恋人、ジェニファーに、結婚を承諾する条件として日本へのひとり旅を命じられたアメリカ人青年のラリー。彼の両親は離婚して、彼は米海軍大将の祖父母に厳しく育てられた。成田での温水洗浄便座にたまげて、カプセルホテルの狭さに辟易し、温泉行者と度の道連れとなり、京都の町屋風の旅館で優雅に過ごし、たくさんの出会いと別れのドラマを通して成長していく。そして、最後に北海道への旅で、自分の秘密を知ることとなる。

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血糖値もまあまぁです

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小鳥はいいよなぁ。命をそのまま生きている。


昨日は血糖値の管理をお願いしている先生の診察。

昼に天ぷら蕎麦を食ったので、血糖値は231mg/dl。HbA1cは6.5。

前回は6.3で、その前が7.8だから、まぁよい状態を保っている。

看護師さんが耳たぶを絞って必死で血液を出したんだが、そんなに力を入れたら体液が混じって測定値が狂ってしまうのではなかろうかと心配した。

この調子で行ければ、正月にはモチを少々食っても大丈夫と、先生のお墨付きをもらった。

本当なら、6.0以下にしたいが、膵頭部しか残っていない私の場合、無理をして下げると低血糖や体力減少のリスクが増える。なにごともリスクはトレードオフである。

天ぷら蕎麦は血糖値を上げるから、できれば掛け蕎麦にするとか、食べた後運動するとかしたら、と先生が言うので、それはその通り。

しかし、蕎麦なら毎食でもよいほどの私が、蕎麦を食うのを控えて数年長生きしたって、それがよい人生と言えますか? と言ったら先生も笑っていた。

糖質の多い食事の後は早歩きすればよいのは分かっているが、なかなか踏ん切りがつかない。で、スマホに歩数計アプリを入れてみた。

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試しに、すき家で「牛丼ライト」と「豚汁」を食ったあと、自宅までの測定をしてみた。9分半で1080歩。消費カロリーは28.5kcalと表示された。

優れものである。一日8000歩くには、70分ほどか?

同じものを食った後、歩数に従って食後血糖値がどのように変動するか、一度統計データを取ってグラフ化してみよう。

この前の記事にも書いたが、がん患者はもっと血糖値に関心を持たなければ。

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2015年12月22日 (火)

がん治療は高血糖値を招きやすい

抗がん剤治療によって血糖値が急上昇することがあるとは聞いていたが、日経メディカルの『癌は糖尿病の“新たな合併症”』は、詳しく解説している。

要点を記すと、

  • 糖尿病と癌が併存すると治療は難しくなる。
  • 一方で糖尿病罹患中のHbA1cやヘモグロビン値の増減は癌を早期発見する契機にもなる。
  • 糖尿病合併患者の3分の1は周術期の患者。血糖管理がなされていない患者は手術後の創部感染が起こりやすく、縫合不全のリスクも高まる。
  • 手術の可否を最終的に決定するのは麻酔科医。「血糖値をシビアに評価された結果、麻酔科から差し戻されるケースもある」。安全に麻酔をかけられる血糖値にならないと手術は始まらないのだ。
  • 糖尿病を合併する患者の残りの3分の2は内科系の診療科を受診しており、その3分の2は膵癌。
  • 抗ガン剤の副作用を抑える制吐薬によく使われるステロイドは肝臓で糖新生を促進し、筋肉組織で糖利用を阻害するなどインスリンと正反対の作用があり、高血糖を来しやすい。
  • 癌治療に使われる薬剤には高血糖の原因になるものが多い(表2)。20151222_19_45_12
  • とりわけ注意を要するのは分子標的治療薬だ。このタイプの薬剤は細胞増殖のシグナル伝達を阻害するものが多く、インスリン本来の働きと拮抗してしまう。
  • ある患者は、FOLFIRINOXによる治療を受けていたところ、全身状態が急激に悪化してきた。体重も減少し、全身倦怠感も強く、治療の中止が検討された。しばらく測定していなかったHbA1cを測定したところ、12%を超えていた。
  • 膵癌などのように糖尿病の原因となる癌もある。一方で、糖尿病への罹患は癌の発症リスクの1つであることも明らかになっている。
  • 癌細胞が分泌産生する腫瘍壊死因子(TNF)αなどの炎症性サイトカインがインスリン抵抗性を惹起することが知られている。

同氏が最近、経験した症例は印象的だ。ある糖尿病患者が定期的にHbA1cの計測を行っていた。適切な血糖管理が奏効し治療開始時に8%を超えていたHbA1cもここ数年は5%台で推移していた。ところが最近になって突然、8%に上昇した。主治医は生活習慣の乱れを疑ったが患者は頑強に否定。そこで主治医が精密検査を実施したところ、早期の膵癌を発見した。膵癌は発見時に進行し、手術の適応にならないことが多く、これが膵臓癌の予後をほかの癌に比べきわだって悪くしている原因だ。この患者は発見が早く、幸いにも手術を受けることができた。

抗がん剤は高血糖を招きやすいし、さらに膵癌では血糖値との結びつきが強い。FOLFIRINOXを投与中の患者は血糖値の管理にも十分注意を払うべきですね。

高血糖が膵癌の要因であるということは、血糖値が高ければ再発・転移のリスクも高くなるかもしれない。

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今日の一冊(25) 『東大病院を辞めたから言えるがんの話』

東大病院を辞めて、がん専門のセカンドオピニオン外来「東京オンコロジークリニック」を開設した大場大医師の本です。

場所は帝国ホテルタワー15階にあるらしい。う~ん、賃貸料はどれくらいなのだろう。3.0坪からレンタルオフィスがあるから、それほどでもないのか。

東大病院の医師の時給は飲食店のアルバイト並み、日本ではインフォームド・コンセントが名ばかりになっている、癌診療はローカル・ルールで行われている、「かつての名医」も今では老害などなど、現在の医療批判のオンパレードだ。ま、標準医療が最善の医療であり、エビデンスに基づいた治療をしましょうねと言う、ごく当たり前の「正論」である。言っていることは大部分が正しい。しかし、それではがん患者の不満や助かりたい一心での「エセ医療」に走ることを防げないのではないか。

堤未果氏の著作を取り上げて、「国民皆保険制度を実際に支えているのはわれわれの税金であり、この制度による社会保障費のバラマキによって多大なる負の要素を抱えている側面も取り上げた上で、総合的に検証すべきでしょう」と、政治的オンチぶりを遺憾なく発揮している。

面白い記述もある。

『がんの自然退縮は現実にどれほど起こりうるのか』の章で、

最近、日本語論文でも、がんの「自然退縮」についてまとめられた良質なものが報告されています。(Jpn J Cancer Chemother 2013;40:1475-1487)それによると、2011年の一年間に日本だけで63例が報告されているとのことです。

また、詳細なデータを検討した結果、がん患者約1.2万人に1人の割合で、「自然退縮」が発生しているとのことです。

Google Scholarで「癌 自然退縮」を検索すると結構な数の論文が出てくる。確かにがんの自然退縮は、思った以上に存在する。

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問題は、どうして自然退縮したのか、共通した要因はあるのかなどの研究がまったくされていないことである。過去には中川俊二氏らがチャレンジしたのだが、その後研究が進捗していない。

そうした現状に対してケリー・ターナー女史が『がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』において一つの「仮説」として提起したのだが、大場氏はこれに対して「オカルト本」だと断定している。彼女の学位ががん患者のカウンセリングを専門としたものであるとか、博士論文がインパクトファクターのない三流学術誌だとかの理由である。

アインシュタインの特殊相対性理論も、有名でない雑誌に発表されたので当初はほとんど注目されなかったわけですからね。

「仮説」なんだから目くじら立てないで、「仮説」に反証すればよいのではなかろうか。そのためには、年間63例もある自然退縮例を、網羅的に分析して研究すればよいだろう。

何か共通する因子が見つかれば、われわれがん患者にとっては非常にありがたい。

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2015年12月17日 (木)

仏教界もマインドフルネスに注目

中外日報の12月11日記事で、筑波技術大学・鮎澤准教授の 「真言僧に特有な遺伝子。筑波技術大学・鮎澤准教授。護摩行時に働きだす」「一般人とは異なる、真言密教僧侶に特有な109個の僧侶型遺伝子が見つかった」との発現がツイッターで話題になっています。

一種の瞑想状態によって遺伝子が変異する可能性があるということなのでしょうか。心の働きによってエピジェネティックに遺伝子が変異することは、もはや常識の部類でしょうから、さもありなんとは感じます。

サイモントン療法などのイメージ療法で、がん細胞をミサイルで打ち落とすことをイメージし続けたら癌が消えてしまったという子供の例がありましたが、心の働きががん細胞の遺伝子に作用するのかもしれません。

マインドフルネスも今日本でさかんな様子が、やはり中外日報に載っていました。

どう受容するのか仏教界 マインドフルネス流行の兆し

マインドフルネスは呼吸法などを用いて、「今」という瞬間の心と体の状態に気付く瞑想法だ。誰でも簡単に実践できるという。エンゲージド・ブッディズムで知られるベトナムの僧侶ティク・ナット・ハン氏が、20年以上前から瞑想法のキーワードとして用いてきた。ハン氏はあくまでも仏教として行っているが、マサチューセッツ工科大医学部名誉教授のJ・カバット・ジン氏は臨床研究によって、心理療法に取り入れた。

欧米で流行っていたものが日本でも盛んになっている。一方で、

ネルケ無方・曹洞宗安泰寺住職も「日常の行いを一生懸命すればよいのであって、マインドフルネスを用いる必要はない。日本人は欧米の流行に弱い。気を配ること、注意することは日本人が生活の中で既にやっていることだ。主張の強い欧米人が自分を見つめるためには必要だが、内向的な日本人にはなじまないのでは」と話している。

と否定的な意見もある。

シュレベールは「がんに効く生活-心の力」の章で「3.生命力との絆を結び治す」として、サイモントン療法とJ・カバットジンのマインドフルネスストレス低減法が紹介されています。そして「瞑想」によって自分自身と対話することは、「体の内なる治癒力を調和させはじめるのに欠かすことのできない条件である」と断言する。

マインドフルネス瞑想法の効果は、免疫システムの正常化、炎症の減少などが証明されています。2ヶ月間の瞑想だけで、免疫システムがインフルエンザ・ワクチンに強く反応するようになり、白血球はNK細胞も含めて正常になり、がんとより強く戦えるようになったのです。

しかし、『マインドフルネスストレス低減法』では、次のように注意を喚起している。

「自分のストレスをコントロールし、病気と闘うために免疫システムを向上させたい」という期待をもって、多くの癌やエイズの患者たちが瞑想を始めようとしています。 しかし、私たちは、「瞑想で自分の免疫システムを強化できる」という強い期待をもつことは、実際には自分のもっている癒やしの力を十分に引き出すうえでの障害になる、と考えています。なぜならば瞑想は、ゴールをめざすものではないからです。あまりにも期待感や目的意識が強すぎると、瞑想の精神が損なわれ、効果どころか逆に障害になってしまうのです。瞑想の本質は”何もしない”ということです。何もしないで、あるがままに受け入れ、解き放つことによって、”全体性”を体験するのです。そして、これが治癒力の基礎となるわけです。

がん患者にとっても気になる療法だが、私はマインドフルネスあるいは禅や瞑想を取り入れた効果は実感しているし、お勧めする。

  1. マインドフルネス」がんサバイバーの健康改善に効果
    ログでも何度か書き、書籍も紹介している「マインドフルネス」に関する話題です。Medエッジ『欧米で注目のストレス対処法「マインドフルネス」、がんサバイバーの健康改善に効...
  2. マインドフルネス瞑想
    。釈迦の教えにヒントを得た認知療法であるマインドフルネス瞑想は、初期乳がん患者のストレスを低減し、免疫機能、QOLの改善をもたらしたという報告もある。つまり、ストレス...
  3. 入院4日目
    いる。ひとつは、ジョン・カバットジンの『マインドフルネス・ストレス低減法』をもう一度基礎からやり直すこと。著作では8週間のプログラムになっているのだが、2週間で静座瞑...
  4. がんと無力感-心の力
    入して聞き続けた。また、カバットジンの『マインドフルネスストレス低減法』からも多くの有益なものを学んだ。...
  5. 命を削るように、指先で「希望」を広げる
    います。私とのおつきあいは、昨年の9月にマインドフルネス・ストレス低減法や道元の記事にコメントをいただいたことがきっかけでした。がんが進行し、ほとんど自分では体を動か...
  6. がんと霊(スピリット)、奇跡的治癒
    瞑想」に関して、ジョン・カバットジンの『マインドフルネスストレス低減法』では、次のように注意を喚起している。「自分のストレスをコントロールし、病気と闘うために免疫シス...
  7. マインドフルネス瞑想ガイド
    ならぬ「日本凶人化」だ。カバットジンの『マインドフルネスストレス低減法』を自宅で実践するためのCD付きガイド『4枚組のCDで実践する マインドフルネス瞑想ガイド』が発...
  8. 歩く瞑想
    行瞑想法)をやってみる。カバットジンの『マインドフルネスストレス低減法』にも紹介されているが、瞑想には、免疫系を刺激して抗体反応を良くする働き、脳を活性化してポジティ...
  9. 小椋佳と道元
    ているとも書かれている。カバットジンの『マインドフルネスストレス低減法』でも歩行瞑想法について毎日の自分の生活の中で注意を集中するためには、歩行瞑想法が手軽で最適な方...
  10. マインドフルネスとタオ
    マインドフルネスストレス低減法』の冒頭にある「日本の読者の皆さんへ」で、カバットジンは、鈴木大拙によって日本の禅を知り、道元の...
  11. マインドフルネス瞑想法
    て、サイモントン療法とJ・カバットジンのマインドフルネスストレス低減法が紹介されています。そして「瞑想」によって自分自身と対話することは、「体の内なる治癒力を調和させ...

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2015年12月16日 (水)

自家ワクチンと低用量抗がん剤で膵臓がんが消えた症例

自家ワクチンのセルメディシンのサイトに、膵臓がんが背骨のすぐそばを通る太い血管の脇にあるリンパ節(腸間膜リンパ節)に転移していたにもかかわらず、自家ワクチンと低用量抗がん剤治療で小さくなり、膵頭十二指腸切除を行った症例が紹介されています。

膵がん:重要なリンパ節に転移があっても

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三好立院長の銀座並木通りクリニックでの治療例ですね。

再発率も高く、手術を断念する医師がほとんどではないでしょうか。

自家ワクチンと低用量抗がん剤治療(休眠療法)の相乗効果で腫瘍が縮小して手術にまで持ちもめたわけだ。

がんワクチンにもいろいろあるが、自家ワクチンは中でも少しはましな部類でしょう。

保険が適用できないから全額自己負担だけど、車を1台買う思いをしてチャレンジする価値はあると思う。標準治療だけに頼っていては、標準的な統計にしたがって亡くなっていくだけです。自分の命には自分で責任を持つことです。

もっとも、この症例、現在もご存命中かどうかには触れていない。

低用量抗がん剤治療にはエビデンスがない、そんな小容量では効かないという腫瘍内科医もいるが、「そんな低用量を試したこともない」のだろうから「科学的根拠」以前の問題だよね。

三好立医師のブログにも低用量抗がん剤についてこんな記事がある。

実は,当院で行っている
低用量抗がん剤治療は,(癌研究会附属病院)土屋繁裕先生が
“遺して逝かれた”ものでもある.
当時,
「三好!シスプラチンが10mgで効くぞ!」
と言われた時は,
「土屋先生ともあろう人が何を馬鹿なことを」と
正直思っていた.
ところが,
土屋繁裕先生の死後,診療を引き継いだ患者さんの中に,
標準量の1/10のCAF(シクロフォスファミド+
ドキソルビシン+5FU)を1回投与しただけで,
酸素投与から離脱し,ホスピスを退院してきた
患者さんがおられたこともあり,
疑心暗鬼の中,
とりあえずやってみるか,と
自身でも1/10の抗がん剤投与を何人かの
患者さんに試みてみた,というのが
私の低用量抗がん剤治療の事始めである.
すると,確かに
1/10量の抗がん剤で
がん制御が得られる症例が存在することを
自ら体験することになった.
その時の驚きと,「少量で何故?」という戸惑いは,
今でも鮮明な記憶として残っている.

エビデンス至上主義の、マニュアル化された抗がん剤投与ならロボットにもできる。医者はKFCのアルバイト店員じゃないんだから、自分の目で一度確かめたらよかろうと思う。

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2015年12月14日 (月)

糖質制限ニストに優しいステーキ・ランチ

今日のお昼は、「いきなり!ステーキ」でランチの「ワイルドステーキ」を食しました。

膵臓がほとんどないので血糖値の管理には気をつけています。おかげでHbA1cも6.8と安定していますが、食後の高血糖にはもっとも気を遣います。

この店は、糖質制限ニストに優しくライス抜きなら100円引き。さらに糖質の高いコーンもブロッコリーに替えてくれます。

11時半だというのに既に満席に近い状態。12時過ぎると、このように行列ができます。

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いきなり!ステーキ/ライス抜き100円引き | 流通ニュース

ペッパーフードサービスは、立ち食いステーキ専門店「いきなり!ステーキ」全店でライス抜き100円引きを導入した。 ダイエットなどの理由で食事で糖質制限をしているお客の要望に対応した。ランチメニューのワイルドステーキ税別1200円、ワイルドハンバーグ1000円は、ライス付きで提供しているが、ライス抜きの場合は100円引きとなる。ステーキの付け合わせはコーンとオニオンとしているが、糖質の高いコーンから、ブロッコリーやインゲンへの変更も実施する。

とのこと。糖質制限ダイエットが流行っているから若い女性も(若くはない女性)も多いです。

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明日から今週いっぱい出張ですが、300gのステーキでエネルギー補給です。厚切りのレアステーキで満腹になりました。血糖値を気にしないで満腹になるなんて幸せです。税込みで1188円。たまには贅沢ランチだ。

さて、これからチェロのレッスンだぁ。

<BGMは、ベルグルンド指揮のスメタナ・わが祖国>聴いています。

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ガン治療の名医100人【部位別完全リスト】

現代ビジネスに『ガン治療の名医100人【部位別完全リスト】〜この人でダメなら仕方ない』の企画が載っています。

東大病院を辞めたから言える「がん」の話 (PHP新書) ま、この手の企画の信憑性はイマイチだとは思いますが、やはり気になります。大場大医師の『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』にも、ある病院が、数百万円を渡して病院ランキングに載せてもらったという話が書かれています。

今回の企画は病院ではなくて医師本人ですから、大学病院の勤務医の安い給与では大金を積むことは難しいはずで、その点、金で買ったランキングの可能性は低い。

ユニークなところでは、がん哲学外来の樋野興夫医師、すばるクリニックの伊丹仁朗医師、平岩正樹医師、このブログでも何度か取り上げている、原発の放射線影響に警鐘を鳴らしてきた北海道がんセンター名誉院長の西尾正道医師らがいます。私がセカンドオピニオンを受けたUASオンコロジーセンターの植松稔医師も。

腫瘍内科医では勝俣範之医師、パンキャンの活動にもよく参加している奥坂拓士医師。

私の主治医であり、手術をしてくださったがん研有明病院 肝胆膵外科部長の齋浦明夫先生の名もありました。

膵臓がんが専門。日本屈指の外科医で、「若き神の手」と呼ばれる。難易度の高い手術に日々取り組む努力家。

との紹介でした。

私の膵臓がんが再発・転移もしていないで8年を迎えられたのは、齋浦先生の術式がすばらしかったことが最大の要因だと思って感謝しています。今年の診察でこんなことも言っていました。

がん研で膵臓がんの手術をした患者では、6年目に再発した方が一人いるが、その後はいません。あなたは8年目だから、まず大丈夫だと思いますよ。

ご自身の術式に絶対の自信を持っている印象を受けました。

齋浦先生、いつも笑顔で患者にも丁寧な説明を心がけています。そのせいもあり、診察が予定通りに始まることは稀で、1~2時間遅れは普通でした。超多忙なためか、いつも数カ所のひげを剃り残して、色白でハンサムな顔に黒い毛が目立ちます。

しかし、なんで最後に済陽高穂の名があるんだろ? いい企画だと思ったが、唯一の汚点だなぁ。

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2015年12月13日 (日)

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2015年12月12日 (土)

軽減税率って?

消費税の軽減税率で自民党と公明党の猿芝居がみていられない。

公明党としては党内の不満を抑え込んで安保法案に賛成した手前、軽減税率でも譲歩したら「どこまでもついて行きます下駄の雪」がもろにあらわになってしまい、来年の参院選を戦えないということだろう。

食料品をどこまで軽減するか、外食はどうするのかと対象品目でもめているようだが、反対の自民党から聞こえてくるのは「財源がない」の声。

しかし、1年前倒しで実行しようという法人全減税の「税源はどうするのだ」という声はどこからも聞こえてこない。

国税と地方税合わせた実効税率で現在の35%前後から20%台に引き下げると安倍総理の肝いりだが、1%の減税で5000億円の税収減になる。仮に35%から29%にしたとして、3兆円の税収減である。

財源はどうするのよ!
(分かってますよ、財源は増税した消費税から持ってくるんです)

赤字の中小企業は法人税を払っていないが、ここにも新たな外形標準課税を導入して、赤字企業からも徴収しようとしている。

庶民や中小企業には増税で、3割の大企業にだけ恩恵のある法人税減税。なにをやってんだろか。

ヨーロッパの国では食料品は非課税、ゼロもしくは半分の税率という国が多い。ところが8%から10%にするところを、まけてやって8%で据え置きます。どうだ、ありがたく思えというから、自公の猿芝居なんだよ。

消費税が上がっても社会保障費には回ってきません。法人税減税に食われてしまうのが、これまでの歴史的事実です。

この国を壊そうとしているのは安倍政権です。

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2015年12月11日 (金)

魚介類由来のオメガ3で膵癌のリスクが下がる

リンク: 2015/12/07 魚介類およびn-3多価不飽和脂肪酸(PUFA)と膵がんとの関連 | 多目的コホート研究(JPHC Study) | 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター.

国立癌研究センターの発表です。

魚介類由来n-3 PUFA、DHAそれぞれ摂取量最小グループに比べて最大グループで約30%統計学的有意に膵がん罹患リスクの低下を認めました。

膵癌になってしまった人にも効果があるのだろうか?サプリメントではなく、「魚介類由来」という点が大事。
できればEPSの多く含まれる青い魚をたくさん食べたいが、でも魚は肉よりも高いよね。エンゲル係数との闘い。

2015年12月 7日 (月)

死ぬのが怖い、は錯覚ですよ。

死が怖いのは、動物としての本能ですから、誰にでもあたりまえに怖いです。ロシアン・ルーレットで拳銃を頭に突きつけられて、引き金を引け、といわれたら、脂汗がたらたらと流れます。そのような状況になるのは御免被りたい。

でもね。どうして死ぬのが怖いのでしょう。死ぬ直前までは生きています。死んだあとは自分の意識ももちろん無いのだから、死んだことすら理解できません。あたりまえですが。

死の瞬間が苦しくて痛みがあったとしても、死んだあなたにはもう関係のないことです。苦しかったことすら感じるあなたの意識が存在しません。

すさまじいがんとの闘争を経験した宗教学者の岸本英雄氏は『死を見つめる心 (講談社文庫)』で、死を恐れる心を、生命飢餓状態と言いました。

生命飢餓状態=死の恐怖との長い格闘の末、「死というものは、実体ではない・・・死を実体と考えるのは人間の錯覚である。死というものは、そのものが実体ではなくて、実体である生命がない場所であるというだけのことである」と気づいたのです。「人間にとって何よりも大切なことは、この与えられた人生を、どうよく生きるかということに尽きると考えるようになったのです。そして「死」は旅立ちであり、旅に出るときの別れと同じであると。

4日の朝日新聞に『いのちのケアとは 末期がんの内科医・僧侶 田中雅博さん』という記事が載っています。

栃木県益子町にある1300年近い歴史のある西明寺住職であり内科医でもある田中さんは、昨年10月、膵臓がんが見つかり手術をしましたが肝臓に転移しました。検査結果やデータから、「来年3月の誕生日を迎えられる確率は非常に小さい。もう少しで死ぬという事実を直視しています」と考えています。

――僧として、医師として、ずっと「死」の問題を考えてこられました。自身の死は怖くない、とおっしゃるのかと。
 「そんなことはありません。生きていられるのなら、生きていたいと思いますよ。私には、あの世があるかどうかは分かりません。自分のいのちがなくなるというのは……。やはり苦しみを感じますね。いわば『いのちの苦』です。自分というこだわりを捨てる仏教の生き方を理想とし、努力をしてきました。生存への渇望もなくなれば死は怖くないはずです。ただ、こだわらないというのは簡単ではありません」
 「かといって死んでしまいたいとも思わない。生きられるいのちは粗末にしたくありません。一方で、自分のいのちにこだわらないようにする。そのふたつの間で、『いのちの苦』をコントロールしているわけです。死の恐怖や不安と闘うというよりは、仲良くしようとしている感じでしょうか」

医者であり僧侶であっても死は怖い。これが普通かもしれません。しかし、そんな自分の意志をコントロールすることはできる。できるように毎日を送る。そして今日という日を精一杯生きることで自分の命を確認することはできます。

じっくりと死について考え、人生をふりかえってみる時間を与えられたのは、がん患者の特権です。

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2015年12月 6日 (日)

feedlyでアメブロの画像を表示する

ブログの閲覧はfeedlyに登録しているのですが、膵臓がんの方の多くがアメブロを利用しています。このアメブロの記事の画像がfeedlyでは表示されません。しかたなく元の記事を開くのですが、これではfeedlyを使う意味が半減します。

そこでRefconrolというFirefoxのアドオンを導入しました。(ChromeならReferer Control)

元の記事を開いてマウスの右クリックし、

20151206_09_51_19

「このサイトに関する RefControl オプション(C)」をクリック。

20151206_09_52_54_2

「サイト(S)」に「ameblo.jp」とあるのを確認して、「動作」を「◎偽装-」にチェックを入れます。「OK」をクリック。

しかし、これだけでは同じアメブロでも表示されないブログがあります。

20151207_15_13_38

そこで、「サイトを追加」をクリックして「stat.ameba.jp」「阻止」を追加します。

これでめでたくFeedlyで記事中の画像が表示されるようになりました。

Referer(リファラー)とは、簡単に言えば、どのサイトを経由して表示しているのかを送信しているのですが、feedly経由ではなくアメブロ経由ですよと偽装させる(騙す)わけです。

Internet Explorerには「Fiddler2」があるらしいです。IEはまったく使わないので分かりません。

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師走は慌ただしい

妻と娘の買い物に付き合って銀座に。女の買い物に付き合うのは本当に疲れる。

こういうのが好きな男もいるんだね。ずっと付き添ってデパート内をうろうろしている。私はごめんだな。いつも別行動です。

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スタバで美味しいコーヒーを飲んで、本屋をぶらぶらしているうちに、なんとか時間をつぶしてしまう。

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有楽町チャンスセンターに足を運んだが、10億円のジャンボ宝くじを狙ってたくさんの行列ができていた。2時間半待ちだとか。あれほどの客がいれば、そりゃあ、当たりくじの数はたくさんでますよね。

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山野楽器のクリスマスツリー。 まだ陽があるうちはだめだね。

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神楽坂にもあるニュージーランド産ハチミツの専門店「PBEES」の「ハニどら」を地下の食品売り場で見つけた。

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試食。砂糖を使っていなくてハチミツとクリームチーズの絶妙な甘さがいい。これなら血糖値の高い人にも安心かもしれないね。

女どもは3時間の買い物に満足げ、たいしたお金を使わなくても買い物したというだけで満足なんだから、女なんて理解できないなぁ。私はハニどらで満足。

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2015年12月 5日 (土)

欲と希望

「治る希望を持って」とか、よく言われますね。治らないといわれるがんでも、万が一の軌跡でも信じなければ、辛い抗がん剤に耐えられません。

マーカーが少し下がった。腫瘍が小さくなった。このまま消えてくれれば・・・と誰でも望みます。

しかし、何のためにがんを治したいのでしょうか。もちろん、生きるため。それじゃ、何のために生きるのですか。ただ、生きるだけですか。

未来に希望を持つことも大事ですが、そのために「今日」という日を、未来への準備のため、辛い抗がん剤に耐えるだけに費やしていませんか。

治ることに夢中になって、それだけにエネルギーを注いでいませんか。だとしたら、今日という二度とやってこない時間を、生きていると言えますか。

「希望」と「欲」は紙一重です。

仏教には「十悪」という教えがあります。悪い行為を十種類に分けているのですが、その十種類のなかに「貪欲」が含まれています。これは「常識レベルを超えて」欲が深く、必要以上に欲しがること、という意味です。

「治りたい」「もっと生きたい」も度が過ぎれば「欲」。欲に駆られて、効果のない抗がん剤を延々と続けることになる。

抗がん剤でがんが治ることはないのです。せいぜいわずかの延命効果があるだけ。ジェムザールは「症状の緩和効果」があるとして承認されているのであって、延命効果で承認された薬ではありません。アブラキサンやFOLFIRINOXにはわずかに延命効果があるが、せいぜい数ヶ月の単位です。

抗がん剤で延命するのは、何のためか。それは「死刑執行」を少し先延ばしして、その間に「自分の人生」をふりかえり、これからの残されて時間をどのように過ごすのがよいかを考えるために、与えられた時間です。

テロに遭って、突然命を奪われる人もいるのに、こうした時間を持てるがん患者は幸運です。

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2015年12月 2日 (水)

15/11ツイートのまとめ

がんサポート @gansupport
Web更新情報:「ナノマシン」でがん治療に革命を起こす東京大学教授の新たな挑戦|「ナノマシン」が体内を循環し、診断・治療することができるように 片岡一則 × 鎌田 實 (後編) | がんサポート http://gansupport.jp/article/series/series01/series01_01/14435.html

岩波『科学』 @IwanamiKagaku
1日付東京新聞特報部欄でstudy2007著『見捨てられた初期被曝』http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/0296390.htmlが大きく紹介。大見出し「100キロ圏外に避難不可能なら原発再稼働認めるな」、記事の末尾は「規制委は、過酷事故が起きたらどうなるか、本気で考えなければいけない」

キノシタ @Oncle1316
抗酸化物質サプリ、がん治療への効果を疑問視する研究発表 : ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/2015/11/antioxidates.html @gizmodojapanさんから

キノシタ @Oncle1316
男性向けサプリメント、前立腺がんの転帰に対する便益はナシ - QLifePro 医療ニュース http://www.qlifepro.com/news/20151102/men-supplement-the-benefit-for-the-outcome-of-prostate-cancer-without.html

安西英雄 @deoanzai
デンマークの閉経後の女性81人にメラトニンまたは偽薬を1年間投与。メラトニン群では体脂肪の減少が有意に多く、筋肉の増加が多い傾向にあった。アディポネクチンも増加の傾向があった http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cen.12942/full;jsessionid=3607631F3484846710FBBAC46D1A1AC6.f02t03?wol1URL=/doi/10.1111/cen.12942/full&regionCode=JP-27&identityKey=9fe00f7e-87da-4322-80f5-89223f506b43

キノシタ @Oncle1316
癌治療薬のOSによらない「早期承認」は拙速か: 奏効率など代替指標で承認後に全生存期間(OS)の延長が示された癌治療薬は14% 日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/201511/544510.html #日経メディカル Online

キノシタ @Oncle1316
ビフィズス菌で免疫チェックポイント阻害薬が効くようになる? http://kenkounews.rotala-wallichii.com/chk-inhibitors_gut-bacteria1/ マウス実験レベルだけど、本当なら凄い! しかし、ヤクルトが先に気づいていても不思議ではないがなぁ?

naナmi ☯意識遠い系 @nanachin1974
続)従来の血液検査では難しい早期の膵臓がん患者を見つけることができる。検査キットも開発済みで、年内にも1万人規模の検証を始め、実用化を目指す。成果は英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)に9日掲載された。膵臓がんは発見しにくく治療も難しく、治療成績向上が期待できる。ry

安西英雄 @deoanzai
治験薬のいわゆるCompassionate Use(同情的使用)、ようやく日本にも道ができる→ 最先端の薬治験、治療法ない重篤患者受け入れ : 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/20151109-OYT1T50037.html?from=tw

キノシタ @Oncle1316
膵臓がんで死なないために|Dr.和の町医者日記 http://blog.drnagao.com/2015/11/post-4825.html


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2015年12月 1日 (火)

平林寺の紅葉

平林寺にて紅葉撮影。先日膵臓がんで亡くなった旧友らと、勤労感謝の日:23日に平林寺で紅葉狩りをする予定でした。しかし、急激に体調が悪化したために予定はキャンセル。今日は亡くなった彼女のことを偲びながらの紅葉見物でした。

スライドショー:平林寺の紅葉(30枚)

平林寺」は臨済宗妙心寺派の禅刹であり、13万坪の境内には昔の武蔵野の面影が残されています。野火止用水も境内を流れています。関東の紅葉の名所として昨今人気がありますが、あいにく今年の紅葉はイマイチでした。昨年の一斉に紅葉してすばらしい眺めだったらしいのですが、今年はカエデなどの赤い紅葉は枯れかけて、他はまだ青葉が多い状態でした。

ま、それなりに絵になる部分を切り取ってはみましたが・・・。ダイナミックレンジの広いショットでは赤が飛び気味で、きれいにでないんだよね。SIGUMAのカメラMerrillの弱点なんだけど。

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何を食べればいいの?

今日のクロードアップ現代は『本当にキケン?あふれる食品情報

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WHOが加工肉や赤身肉の食べ過ぎで発がんリスクが高まると発表しました。たとえば、ベーコンなどの加工肉を一日50グラム食べ続けると、大腸がんや結腸がんを発症する確率が18%高まるとしています。その影響で、ハムやソーセージの売上げが落ちているそうです。

日本では「赤身の肉」というと脂肪分の少ない肉を指しますが、WHOのいうred meatとは牛、鹿、羊、鴨、豚の肉全般で、加工されていないものを指しています。

最近、食品の危険情報が次々と出てくるのは、検査技術の進歩で微量の化学物質も検出できるようになったことも一因です。

スウェーデンでは、米に含まれる発がん性のあるヒ素が問題になり、毎日食べるのは注意することとの勧告がでているのです。EU全体もそれにならおうとしています。

米国のFDAはトランス脂肪酸を全面的に禁止するとの通達を出しています。

しかし、トランス脂肪酸を避けることによって、飽和脂肪酸の摂取が多くなり結果的に心臓疾患のリスクが増えることになります。つまり、リスクは常に「トレードオフ」なのですね。

日本人は塩分が摂りすぎです。世界的に見ても多い。

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野菜でさえも発がん性物質が含まれているのですから、食品から完全に発がん性物質を取り除くことは不可能です。

いちばん賢い対応は、野菜・果物を豊富に摂り、肉や魚も適宜摂るなどして、「バランスの良い食生活」をすることで、食生活全体のリスクを下げることです。

野菜やジュースに含まれる抗がん作用のある成分を期待して、肉を食べない食事療法を勧めるむきもありますが、こうした抗がん作用物質を有効に取りこむためにはタンパク質が必須なんですよね。そうした栄養学的な事実を知っているのでしょうか? 肉を食べない「ジュース療法」では、ジュースの抗がん作用物質も有効に体内に取り込めないのです。

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