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2017年8月10日 (木)

焼き場に立つ少年

戦争も核兵器も、二度とダメだ! 広島と長崎の平和式典に参列した安倍総理。「あなたはどこの国の総理ですか?」と被爆者から非難される始末。なさけない。

焼き場に立つ少年

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報道写真家 ジョー・オダネル撮影 「焼き場に立つ少年」 (1945年長崎の爆心地にて)

幼い弟の亡きがらを火葬にする順番を、歯を食いしばって待つ様子をとらえた。唇には血がにじんでいる。

長崎ではまだ次から次へと、死体を運ぶ荷車が焼き場に向かっていた。(中略)焼き場に10歳くらいの少年がやってきた。小さな体はやせ細り、ぼろぼろの服を着てはだしだった。
少年の背中には2歳にもならない幼い男の子がくくりつけられていた。その子はまるで眠っているようで、見たところ体のどこにも火傷の跡は見当たらない。
少年は焼き場のふちまで進むとそこで立ち止まる。湧き上がる熱風にも動じない。係員は背中の幼児を下ろし、足元の燃えさかる火の上に乗せた。
まもなく、脂の焼ける音がジュウと私の耳にも届く。炎は勢いよく燃え上がり、立ちつくす少年の顔を赤く染めた。
少年は気を付けの姿勢で、じっと前を見つづけた。一度も焼かれる弟に目を落とすことはない。軍人も顔負けの見事な直立不動の姿勢で彼は弟を見送ったのだ。
私はカメラのファインダーを通して、涙も出ないほどの悲しみに打ちひしがれた顔を見守った。彼は急に回れ右をすると、背筋をぴんと張り、まっすぐ前を見て歩み去った。一度もうしろを振り向かないまま。
あの少年はどこへ行き、どうして生きて行くのだろうか?

この少年、生きていれば90歳くらいでしょうか。どのような人生だったのか。

そして野坂昭如の「火垂るの墓」を思い出します。

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暑い日が続き、まもなく終戦記念日です。

チェロを取りだしてカザルスの「鳥の歌」を弾いてみた。

私は公共の場で長年に亘ってチェロを演奏していません、しかし私はまた演奏する時が来ていることを感じています。El cant dels ocells-『鳥の歌』と言います:私は、カタロニアの民謡のから一つのメロディを演奏しようと思います。鳥たちは空にいるときに歌います、彼らが歌うのは:“Peace, Peace, Peace”(平和、平和、平和)、そして、それはバッハ、ベートーベンそして全ての偉人たちが賞賛し、愛したメロディーになります。 そのうえ、カタルーニャ、わたしの民族の魂の中に生まれるのです。(ホワイトハウスでの演説)

「核兵器の脅威に比べれば他のことは全て第二義的である…
 今こそ人間相互の深い理解と、対立する勢力間に真の和解がもたらされるように行動すべきです」カザルス

ホワイトハウスでの「鳥の歌」演奏

軽々しくは弾けない曲だが、この時期にこそふさわしい。


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