手術後2年

2010年6月17日 (木)

定期検査 3年をクリア!再発転移なし

今日は癌研での定期検査でした。P1010118_2
毎年アジサイの咲くこの季節になると、3年前の慌ただしいできごとを思い出します。癌研の庭にもアジサイが満開になっていました。

CTと血液検査でしたが、9時に病院に入って血液検査。その結果をみてから造影CTを撮り、画像が解析室で解析されている間に食事。1時45分から診察という流れでした。食事はもちろん東京會舘の「會舘オムライス」に生ビールを一杯。病院で飲む生ビールはなんと格別の味がします。入院中にこのレストランに来ても患者には出してくれませんでしたから。当たり前ですが。

検査の結果は、局所再発も転移もなし。腫瘍マーカーも正常値であり、血液検査のその他の項目にも異常はありません。
   CEA:  4.2
   CA19-9:18.2

Img_2 好中球パーセントが少し低いが、これはリンパ球パーセントが増えたためであり、リンパ球を増やす努力をしているのだから、これでよい。「がんになったら、健康になった」というデータです。体重が減ったこと、運動している、食事に気をつけている、これらの積み重ねがこのデータです。

手術後3年をクリアしました。

膵臓がんでは3年生存率と5年の生存率にはあまり大きな違いはないから、再発するリスクはゼロではないだろうが、あまり気にするほどのことでもないのでは?と先生に質問。
先生は「膵臓がんは10年ほど前まではほとんど全員が亡くなっていたわけで、治療法が進歩した最近になって5年生存者のデータが揃いだした状態です。アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学は膵臓がんの治療数が世界一の病院ですが、そこへも5年生存者のデータが集まっているのです。そしてそのデータでは5年たってからでも再発する例が報告されています。元のがんが再発するというのではなく、別の新たなすい臓がん細胞ができるのではないかといわれています。すい臓がんはまだ原因すら未解明のがんですから、油断はできません。5年経っても経過観察は続けましょう。」と言われました。

私は「もちろん検査は続けますが、自分の気持ちとしてはここでサバイバー宣言をします。」と告げたら笑っていましたね。

夜はチェロのレッスンです。駅の地下で野菜天ざると麦焼酎のロックを注文。今日は昼はビール、夜は焼酎と二回も飲んでしまった。チョロのレッスンは大丈夫か?
案の定、楽譜を読み飛ばしたりでさんざんでした。今日のレッスンはメンバーの二人がお休みで、少し前から参加したDさんと二人だけ。レッスン後に話をしていたら、Dさんも先月癌研で手術をしたそうで、しかも、同じ先生だと分かってびっくりでした。チェロ友ががん友だった。

チェロをやっているとがんの治癒率が高いというエビデンスが、Dさんと二人で証明できるのではなかろうか、と思ったりして・・・。

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2010年6月 5日 (土)

散歩と運動

早いものだ。今月末で手術後丸3年になる。すでに初Marsus02001_2夏の陽気の日々が続く。散歩コースの道ばたには、 気の早い紫陽花が花を開いている。私の散歩、といっても会社までのJR一駅区間で約2.6km。早足で歩くと25分ほどの距離を、お気に入りのMARSUS Da Vinciシリーズのバックパック(大人のランドセルといったほうがぴったり)を背負って歩く。歩き終わると冬場でも気持ちよく汗ばんでくる。これから先の季節には下着の着替えが欠かせないから、MARSUSには着替えを入れている(万一のための紙おむつもひとつ)。毎日ではないが、無理をしない程度に週に2、3日は歩くようにしている。

運動はがんの予防だけではなく、再発した患者でも、手術の適用ができない患者でも有効だ。運動に関するエビデンスはすでに確立されていると言っていい。「がんと闘う」なんて勇ましいが、多くの場合は「闘う」のではなく、抗がん剤の副作用に「耐えている」といったほうがよい。あるいは「あのサプリメントが効くかも、こちらの食べ物が効果があるかも・・・」と、あたかもたったひとつの「魔法の弾丸」が、幸運にも自分に劇的な効果が現われて、がん細胞があっという間に消えてくれる。こんな宝くじ並みの幸運を期待して右往左往しているのではないだろうか。

がんと闘うのは、そのような魔法の弾丸を探すことではない。運動、散歩。正しい食べ物と平安な心、十分な睡眠。当たり前のことを地道に続けることだ。ベッドに寝たきりでも運動はできる。片方の足、指の一本を動かすことから始めればよい。昨日も書いたが、もう一度『がんに効く生活』を隅から隅まで読み返してみるとよい。きっと希望が湧いてくる。

チェロのレッスンは上級コースに進級P1010115した。テキストの オタマジャクシは真っ黒。こんな音符が弾けるのかしら、と危惧していたが、レッスンが始まると何とかなってしまう。我ながらそれなりに進歩していることを実感する。フォーレの「夢のあとに」もある。今から楽しみだ。今週から新しいメンバーのDさん(女性)が参加。これで男女2名ずつ、4名のクラスになった。Dさんは杉田劇場での私のチェロデビューのとき一緒に舞台に上がって演奏をした顔なじみ。これまでは個人レッスンでやってきたのだが、今回からグループレッスンということ。1時間が楽しくてあっという間に過ぎていく。楽しいことをやるのが、変な抗がん剤なんかよりよっぽど効果がある、というのは多くの先生のいうところだ。ひとつひとつ、人生を楽しみながらの積み重ね。これががん治療の王道だと思う。

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2010年4月20日 (火)

三春滝桜とカタクリの花

三春に行ってきた。城下町三春は、梅・桃・桜が同時に咲くことから名付けられたという。その名を裏切らず、町内では三つの春が同居していた。桜だけでも1万本以上あるらしい。至る所でピンクと白の花の競演に迎えられた。あいにくと土曜日の季節はずれの雪で、滝桜は2分咲きといわれていた。それも心配だし、日曜は大混雑だろうと予想して、鶴ヶ城見物だけして磐梯熱海温泉で一泊。30以上もの趣向の違った湯がある「華の湯」で温泉三昧。

翌月曜に滝桜へ向かった。携帯電話からスマートループデータを受信したカーナビに従って車を進めたが、「滝桜」の看板とは違う道を指示する。いわれるままに進むと、驚いたことに滝桜の駐車場への大渋滞を避けて、別のルートを指示していたらしく、他の車が並んで渋滞した反対方向から駐車場入口に到着した。おかげで並ばずに簡単に駐車できてしまい、申し訳ないやらありがたいやら。二分咲きといわれていたが、暖かい天気のせいだろう、みるみるうちに開花している様子で、5分咲きくらいになってきた。

「カタクリの里」ではちょうどカタクリの花が見頃だった。可憐な花で、先日の雪にも負けずに、堂々と咲いていた。

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滝桜が満開でないのが残念で、 紅枝垂地蔵桜・五斗蒔田桜・不動桜・伊勢桜・忠七桜などの名の知られた桜もまだ蕾だった。往復700キロ走ったが、疲れたというよりも心地よい疲労感が残った。まだまだ元気ながん患者だ。

こうして好きな写真を撮って温泉三昧をしていられるのだから、これ以上の幸せはあるまい。再発や転移を心配したって始まるまい。がんであろうがなかろうが、今ここにある時間を楽しむこと。こんな生活が「がんに効く生活」なんだよとはっきり言える。来週もう一度行こうかなぁ。

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2010年4月11日 (日)

今年の桜

今年はまだ桜の写真をアップしていない。 それにしても、今年の桜は開花から散るまでが例年より長い気がする。もう2週間くらい咲いている。すでに葉桜と混じった木があるかと思えば、満開に近い木もまだある。有名な桜名所にはまだ行っていないが、今年は日本三大桜のひとつ、樹齢1000年といわれる三春の滝桜を観に行く予定にしている。来週だが、満開になってくれるといいなぁ。日本三大桜の「山高神代桜」は数年前に観に行った。「根尾谷薄墨桜」は、来年ぜひ行きたい。それまで元気でいることが前提だが・・・・。
推定樹齢は神代桜:1800年、薄墨桜1500年。人間はせいぜい130年か・・・。

滝桜はまだ蕾だが、すでにピンクになって今にも開花しそうな状態になってきた。
ライブカメラ

今日は近所の桜でもアップしておこう。しかし、桜って、いつまで見ていても見飽きないよね。

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2010年3月18日 (木)

定期検査

今日は3ヶ月ごとの定期検査です。今回は血液検査だけでした。

CEA   4.1ng/ml(上限5.0)
CA19-9 20.8U/lm(上限37.0)

どれも正常値の範囲でした。

白血球数:4700、リンパ球比率:49.6% ですから、リンパ球の実数は2300。立派な成績です。これだけあれば小さながん細胞はNK細胞が退治してくれるはずです。
次回は6月。6月には丸3年ということになります。この調子でいければ来年の桜だって見ることができるかもしれません。(そのまえに今年の桜をどうするか決めなければ)

今夜はチェロのレッスン日、シューベルトのアヴェ・マリア。4分の4拍子の曲だが、伴奏が3拍子(3連音符)で入るので(それ故にきれいな曲なのだが)、少しうっかりしているとテンポが合わなくなって、小節の出だしの音で気がつくという、お粗末なことを何度もやってしまう。歳をとると毎日練習しないとだめなんだろうなぁ。身体が記憶を忘れてしまう。


沖縄の写真をいくつかアップします。

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2010年1月26日 (火)

イレウス

イレウス(腸閉塞)を起こしたようで、昨日は夕方から激しい腹痛、嘔吐に見舞われました。ガンの末期になる場合もあるのですが、私のはたぶん「機能的イレウスとよばれるもので、腸管の気質的な原因がなく、腸管を支配する神経の障害により腸管の運動障害がおこり、腸管内容が停滞するもの」だろうと思います。
膵臓手術後の後遺症で、食後は必ず下痢になるため、毎食前アヘンチンキを服用しています。たぶんアヘンチンキの効き過ぎで、腸の神経が必要以上に鈍感になったのでしょう。

腸の途中から先に食物が行かず、胃のあたりで激しい腹痛が続きました。腹回りも膨張してベルトがきついくらいです。嘔吐も複数回、嘔吐すると少し楽になります。イレウスは緊急手術も必要になるほど怖い症状ですが、原因が予想できたので、タクシーで自宅に帰り、そのままベッドへ。深夜に近くになってやっと大量の便とガスが出ました。おかげで急速に体調も回復。しかし、1日ですっかり疲れました。

これ、世間では「糞詰まり」というのでしょうね。人間は単純化してみれば口と肛門を両端の出入口としたパイプのようなもの。食ったものがきちんと出てくれれば、それが一番の幸せ。人間は「ウンチ製造器」であり「糞袋」です。パイプと考えれば身体の表面も胃腸の表面も外部に接しているわけで、小腸に大量の免疫細胞があるのは、外部と接触するからでしょう。10年前に直腸がんの手術をしたとき、切ったあとの自分の肛門がしっかりするまで、半年の間人工肛門を着けていました。半年後自分の肛門からウンチが出たときの幸福感は、いまでもありありと思い出します。当たり前のことが当たり前にできる、これが一番の幸せです。末期のがん患者に、一番したいことは何ですか、と聞くと、「家に帰りたい。自分の居場所に座って庭の草花を眺めたい」。「気のおけない仲間とおしゃべりがしたい」「デパートで買い物がしたい」。こんな希望が多いのです。今日と違わない明日が来て、何でもない1日が過ぎていく。これが一番の幸せです。

「ウンチ製造器」として「まぁ、こんなものか」と暮らしていれば良いものを、過ぎたる欲が出てくると「4億円の出所は?」などと追求されるようになるのですね。社会的に成功すると「もしかして俺はすばらしい性能のウンチ製造器かも」なんて誤解をすることになる。そりゃ機械にも少しは性能の差がありますよ。しかしたかがウンチ製造器、基本的性能には違いがないわけで、失敗も成功も「たまたま」であり、偶然の要素が大きいことを知らねば。

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する

ビル・ゲイツが世界の長者になったのも、野村監督の楽天が優勝したのも、ハリー・ポッターがこんなに読まれているのも、偶然=たまたまの要素が大きい。能力が5のAチームと9のBチームが対戦したとして、Aチームが連続して勝つ確率は3割はある。

ハリー・ポッターの原稿は9社の出版社からはねられ、グリシャムの『評決のとき』は26社からはねられ、『アンネの日記』は「退屈」「典型的な家族間の口論とつまらない悩みと青臭い感情のわびしい記録」として複数の出版社からはねられている。並外れた内容の小説でも成功するとは限らない。

「並外れた事象に並外れた原因は要らない。」多くの事象がランダムネスに従っているとき、並外れたことが起きるのは珍しいことではない。ヒトの身体もがんも、多くの要因が複雑に関連しているのだから、ことの起こる前に結果を予想するのは難しい。しかし、起きてしまったあとでは、その経過をいちいち言い立てることはできる。天気予報がいい例で、予想に反して今日雨が降ったことを、予報士は「寒冷前線が少し南に移動し、高気圧が北に・・・」などと説明することはできる。しかし、同じ予報士が明後日の天気を正確に言い当てることは難しい。『あと知恵』でランダムな事象を説明することはたやすいのである。

代替医療にも同じことが言える。プロポリスやアガリクスを飲んで治った患者を拾い出すことは簡単である。しかし、私が飲んだ結果を100%性格に保証してくれる人はいない。

逆も言える。食事療法、運動をする、深呼吸や瞑想、身体を温める。これらはいってみれば弱い野球チームのようなものである。しかし、勝つ要素が小さくてもいくつかの要素を粘り強く実行していれば「並外れた事象」が起きることは、決して小さな確率ではないのである。

代替医療をどう考えるか、がん治癒には何が大事かということをランダムネスの考えて説明できる。代替医療を盲目的に信用はしない、しかし、いくつかの方法を実行していれば「並外れた」結果が起きるのは、実は自然界にはありふれているのである。レナード・ムロディナウの『たまたま』を読んでこんなことに思い至ったというわけである。

さらには「プラシーボ効果」も考えなければならないが、別の機会に。

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2010年1月 4日 (月)

正月は温泉気分

元日から石和温泉の和穣苑で温泉気分でした。「一の宿俱楽部」の宿でして、このところ続けてここに加盟している宿にお世話になっています。30部屋以下のこじんまりした宿ばかりだというのが気に入っています。

信玄の菩提寺、恵林寺にて初詣で。でも私は神社仏閣_mg_2186 で手を合わせたことも、賽銭を上げたこともない不信心者です。神や仏にすがる気持ちがこれっぽちもないのですね。人間の知恵を超えた何かの存在を信じることができない。人間の知恵の及ばない何かがあることは認めますが、それはまだ我々の知識がまだこの世界をほとんど知っていないというだけのことであり、それをもって超越的な存在を想定する必要はないと思っているからです。「まだまだ知らないことがたくさんある」ただそう思っていれば良いというだけのこと。がんが自然治癒することがあり、その機構を説明することはできませんが、だからといって「永遠なる存在」や「神・仏」を持ってくる必要はないのです。信じる人がいることまで否定はしませんし、勝手に信じている分には私の干渉する範囲ではありませんが。親鸞の『善人尚もて往生をとぐ いわんや悪人をや』ではないですが、悪人の私がこうして生きのびているのも、浄土真宗の教えるところかも?自信はありませんが。そういえば我が家は浄土真宗の檀家だった。一応は。五木寛之の『親鸞』が本屋に並んでました。そのうちに読んでみよう。
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宿の料理は正月らしい飾り付けの組み合わせ。腕の良い料理長をお持ちのようで、心のこもった料理をおいしくいただきました。外出しないで連泊でゆっくりするつもりでしたが、妻が「忍野八海」に行ったことがないというので、予定変更。カメラを担いで忍野巡りと相成りました。

P1000943 このヒョウタンをかたどった氷の器、どうやってつくるのかと聞いてみましたら、「ふうせんに水を入れてヒョウタンの形にして凍らせ、風船を割る」のだと。なるほどうまいことを考えるものだと感心しました。

年初の挨拶をたくさんいただいたのですが、「_mg_2221元気ですか?」という挨拶になぜか「まだ生きていますか?」という含みを感じてしまいます。 妻 の従兄弟というのが、旦那がある企業で膵臓がんの抗がん剤を開発しています。すでに臨床試験も始まっているのですが、ですから膵臓がんの知識が我が愛妻よりも多くあるわけです。電話がかかってくると、私のことを心配して「○○さん、元気ですか?」と聞くそうです。「まだ再発しないでの?」という意味ですよね、これは。「「何をぐずぐずしているの!」という気は、相手にはないのでしょうが、そう聞こえるのはがん患者のひがみだけではなさそうです。暮れに借金の催促をされている気持ちになります。開発中の抗がん剤がビックルするほど効果があるものなら、「_mg_2273治験に参加してみたら」とでもなるのでしょうが、その申し出がないところを見ると、私の余命中の開発は間に合わないのかもしれんなぁ。

「2年半も再発しないというのは、もしかすると膵臓がんではなかった のと違う。誤診かも」という、親切な(?)挨拶もありました。だとしたら、膵臓を切り取った私の立つ瀬がない。「誤診と違う、絶対に」と思わないことには、切り取った膵臓に申し訳がない。再発しないのは私の努力の結果ではなく、「たまたま」でしょうから、誤診という可能性もないことはない。『たまたま 日常に潜む「偶然」を科学する』を読んでいるところですが、これがおもしろい。いずれがんとの関係を考察して紹介してみます。

今日の話題は、あっちに行ったりこっちに行ったり、まさに「Drunkard's Walk 千鳥足」でした。

今年も、

  拾った命だから、のんびり生きる

まだ、サバイバーとは言えませんが、目標は「完全治癒

2010年1月 1日 (金)

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

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新年は連泊で石和温泉にてのんびりしています。

正月を温泉でなんていう贅沢は生まれて初めて。

生きているうちに、やりたいことはやっておきます。

2009年12月31日 (木)

一年の最後に 更新をスピードダウン

今年も今日一日だけ。
いろいろなことがありました。
幸いなことに、たまたま、再発しないでここまで来ました。

コメントをくださった多くの方、コメントはなくても定期的に閲覧に来られた方。
そういった方の存在によって、このブログを続けることができ、ブログを書くことで自分のがんを客観的に見つめることができました。

ありがとうございました。

来年も、今年と同じ状態が続くことが希望です。

今日はN響の第九でも聴いて、一年の締めくくりにしようか。

【連絡】
しばらく忙しくなりますので、3月中旬まではブログの更新が少なくなりそうです。
気が向いたら、あるいはどうしても書きたいことがあれば更新をしますが、これまでのように頻繁には更新できそうもありません。あしからずご了承のほどを。

2009年12月17日 (木)

定期検査 2年6ヶ月経過

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今日は癌研での定期検査。術後2年6ヶ月になる。人身事故で電車が遅れて、検査の予約時間ににぎりぎりで間に合った。人身事故の半分はがん患者だという話をどこかで聞いた記憶がある。病気を苦にして、あるいは治療での経済的な悩みが原因だろうか。がん患者になれば医療費が生活を圧迫する。政治が変わっても庶民に恩恵が及ぶのはいつのことになるのやら。

造影CTの結果は「異常なし」。肝臓にも、残された膵頭部にもおかしな影はまったくなし。肝臓の写真なんかは、一定のコントラストできれいなものでした。腫瘍マーカの値も、CA19-9が21.8、CEAが4.1と、正常値の範囲に収まっている。転移するとすれば肝臓で、肝機能に関する数値に真っ先に異常が現われるはずだ。しかし肝機能も全て良好。血液検査の40項目の値全てが正常値の範囲内だから、この検査結果だけを見れば、他人はがん患者だとは思わないに違いない。私ほど健康な人間はいないんじゃなかろうか。がん細胞があるかも知れないけれど。

「生存期間中央値の2年3ヶ月はクリアですね。次は半年後にしましょう」と先生が言われる。「3ヶ月おきの血液検査はどうしましょうか?」と質問したら、「仮に再発しても、治療の開始が3ヶ月早かろうが遅かろうが、残りの生存期間に差はないというデータがあります」との回答。

全生存率(OS)には確かに差がないというエビデンスがある。しかし、それは再発後TS-1かジェムザールの標準治療をする場合という条件が付いているはずだ。がんとの共存を計ろうとする休眠療法や、免疫細胞療法を選択する時にも同じことが言えるかどうかは疑問だ。膵臓がんのダブリングタイム(体積=がん細胞数が2倍になる期間)は3~4週間だといわれている。他のがんに比べて格段に成長が早い。3ヶ月のあいだには8倍、6ヶ月なら64倍と、計算上はなる。このように考え、途中3ヶ月で念のため血液検査だけを入れていただくようお願いした。私は多分再発・転移したばあい、癌研での標準治療は選択しないだろうと思う。無治療という選択をするかもしれない。

AHP(階層化意志決定法)を使って、再発後はどの治療法を選択するかも考えて準備万端だったが、また役に立たなかった。これはこれでありがたいことだから、文句を言う筋合いではあるまい。寿命が半年延びたと思えば、感謝してもしすぎることはない。これから半年はがんのことなんかは忘れて、忘れることが難しければ一番最後に考えることにして、のんびりと暮らし、幸せを感じる時間を増やすことだ。

今夜は今年最後のチェロのレッスン日。ベートーベンの「御身を愛す Ich liebe dich」が今の練習曲だが、2番パートも初見で難なく弾けてしまう。確実に上達していることは間違いない。五十肩の影響かどうしても1ポジションで腕が下がり気味。音程が高くなりがちになる。カザルスの「鳥の歌」の楽譜を、ピアノ伴奏付きのCDで買ってある。少し弾いてみたが、私にも十分弾けそうだ。正月までにこれをマスターしよう。フォーレの「夢のあとに」だとか「リベルタンゴ」など弾きたい曲がたくさんある。バッハの無伴奏チェロ組曲も一曲ぐらいはマスターしたい。まだまだ死ぬのはもったいない。

2年半経って再発しなければアコースティックのチェロを買いたいと思っていた。さてその条件は満たしたが、あいにくと40万円のあてがない。樋口強氏は『最近、あなた笑えてますか』で、「欲しいものには妥協しない」と言っていたよなぁ。私ほどがん治療に金をかけていない患者も少数派だろうと思うが、さてどうしたものか。

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