書籍・雑誌

2017年9月18日 (月)

代替医療を考えるなら、今でも『がんに効く生活』

標準医療だけでは皆さん不安になります。そこで代替医療を探すことになるのですが、本屋に行けばたくさんのがん関係の本が並んでいます。たまたま棚にある本を選んでしまいがちですが、本当にそれがあなたのがんに役立つのでしょうか。

代替医療(統合医療)を考えるのなら、シュレベールの『がんに効く生活』はぜひ手にとって欲しいと思います。

シュレベールとは

シュレベール氏は熱意ある科学者・医師であり、文筆家としての評価も高い。そして自身もがんサバイバーである。臨床精神医学教授、ピッツバーグ大学メディ カルセンター内総合医療センターの共同創設者にして、国境なき医師団の創立メンバーであり現在も国際的危機への介入に尽力している。

内容紹介(Amazon)
31歳のとき脳腫瘍が発見された精神科医の著者。自分の命の期限を知ってしまった著者は、「生きる」ことに望みをかける。摘出手術、化学療法を受けながら、がんのメカニズムを研究し、食事・心のケア・運動による「がん克服」メニューを導き出す。自らその方法を実践した著者は、がん発見から15年、いまも現役医師として活躍している。
本書では、がんのメカニズムを解きながら、がんを育てない、たとえがんになっても成長させない、がん治療に効果的な体質にする生活術を具体的に紹介していく。さらに、脳腫瘍により、著者の人生も人生観も大きく変っていった。そのエッセイも随所に盛り込まれている。
がんと闘っている人、治癒してもなかなか不安が消えない人、身近な人ががんと告知された人、そして健康を維持したい人への、がん体験記と克服法の両方を併せ持つ新しい「抗がん(anticancer)」本。

シュレベール博士が最初の外科手術と化学療法を受けたあと、担当のがん専門医に、今後どのような生活をした方がよいのか、再発しないためには何に注意するべきかと質問した。がん研究の第一人者でもある担当医は、「これといってすべきことはありません。普段どおりの生活を続けてください。定期的にMRI検査をしましょう。再発してもすぐに分かりますから。」と答えた。「でも、自分でできるエクササイズとか、食べた方がよいものや食べてはいけないものとかがあるのでは? 精神的には何に気をつけた方がよいでしょうか?」と食い下がったが、「日常生活のこういう点に注意すれば再発が防げると断言できるような科学的なデータなど存在しないのですから」とにべもない。

彼は最終的には次のような結論に達します。「私たちは誰でも、体内にがん細胞の芽を持っているだけでなく、体自体がその芽ががんに育つプロセスを妨げるように作られている。それを活用するかしないかは、本人次第である

目次

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私も「がんに効く生活」を実践してきた

この本に書かれている「がんに効く生活」のほとんどが、私が「@私のがん攻略法」に書いて実行していることと共通しています。この方向でよいのだと、更に確信を与えてくれる著作でした。巻頭にある次の言葉は、こころ(精神)の働きの重要さを改めて確認しているようで印象的でした。

「私はかねがね、科学としての医学の唯一の問題点は、十分に科学的でないところにあると考えている。医師と患者が、自然の治癒力を通じてからだと精神のもつ力を引き出すことができるようになるまでは、現代医学が真に科学的になることはないだろう」 ルネ・デュボス(抗生物質の発見者)

医師であり、研究者、ピッツバーグ大学統合医療センターの院長でもあった著者が、自分のがんを合理的・科学的に考え抜いてサバイバーになったのです。統合医療に興味がある人ならばぜひ読んでおきたい一冊です。

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2017年9月 9日 (土)

今日の一冊(79)『がん光免疫療法の登場』

がん光免疫療法の解説本が出ました。がん光免疫療法は、以前のブログ「光免疫療法(近赤外線免疫療法)の動画」でも触れていまが、今後のがん治療に大きな期待の持てる技術です。

毎日新聞社の医療記事に多く関わってきた永山悦子氏に、開発者の小林久隆氏が協力して上梓したものです。

がん光免疫療法の登場──手術や抗がん剤、放射線ではない画期的治療

光免疫療法は、米国国立衛生研究所(NIH)の主任研究員である小林久隆らの研究グループが、ネイチャー・メディシン誌上にて、その開発を発表したものです。

以前の記事では「がん細胞だけに特異的に結合する抗体というものは存在しない」ので、効果は疑問です、と書いたのですが、この解説本を読むと私の早とちりだったかもしれません。

小林さんが最初に開発したのは、抗体ががん細胞にくっついたことを「眼で見て」確認できる技術でした。がん細胞にだけくっついた抗体が光るようにしたのです。

IR700という、新幹線の塗料にも使われている物質にハーセプチンなどの分子標的薬を抗体として乗せ、近赤外線を当てるとがん細胞が破裂することを確認したのです。

その機序は次のとおりでした。

  1. IR700に硫酸基をくっつけて水溶性に変える
  2. 分子標的薬を抗体としてこれに乗せて注射で体内に届ける
  3. この抗体にくっつく抗原は正常細胞にもあるが、正常細胞は1万程度の抗原を持ち、がん細胞は数万~数百万の抗原を掲示している
  4. 700ナノメートルの近赤外線を当てると、硫酸基のケイ素が切れてIR700は一瞬で水に溶けない不溶性となる
  5. その結果抗原や抗体が変形して細胞膜に無理な力がかかり、たくさんの穴が開く
  6. 細胞膜に約1万の穴が開けば細胞が破壊されることが分かった
  7. 正常細胞も同様の変形を起こすが、抗体-抗原の数が少なく、1万に届かないので、穴が開くまでには到らない
  8. これは抗がん剤のような化学作用を利用するものではなく、「物理化学的」な破壊方法といえ、「ナノ・ダイナマイト」と名づけられた
  9. がん細胞は「免疫原性細胞死(免疫を誘導する細胞死)」と呼ばれる死に方であり、がん細胞が破裂すると、近くの樹状細胞に「がん細胞が死んだ」というシグナルが届き、樹状細胞が活性化してT細胞にがん細胞を攻撃するように指令を出す
  10. IR700に制御性T細胞の表面にあるCD25高原とくっつく抗体を載せて実験をしたら、がん細胞が免疫から逃れる守り神である制御性T細胞が2割まで減少し、NK細胞の9割が目ざめて活発になった
  11. これらの免疫細胞の働きによって、原発がんだけではなく、遠隔転移したがんも消失することが確認できた
  12. つまり、利口ながん細胞が免疫抑制によって自己を防御していても、それを無視して免疫反応が活発に働き出す

こうした機序らしいです。非常によく考えられた開発戦略ですね。本来の免疫の力を復活させるという点で、免疫チェックポイント阻害剤のオプジーボと似ていますが、オプジーボは全身の免疫力が高まるので自己免疫反応が避けられませんが、光免疫療法では、T細胞やNK細胞は、制御性T細胞が「門番役」として守っていたがん細胞だけを攻撃するので、自己免疫反応は起きないと確認されています。

マウス実験では、肺がんと結腸がんを持つマウスの肺がんだけの制御性T細胞を破壊したところ、結腸がんは残ったままでした。

アメリカでは頭頸部がんに対して安全性を確認する第一相試験が終わり、7人の患者のうち4人のがんが消失した。現在、各種のがんに対する第2相試験が進行中である。

日本では楽天が、この治療法の特許を持つアスピリアン社と合弁会社を設立して治験を進めると発表されています。楽天の会長三木谷さんは、父親を進行した膵臓がんで亡くしているのですね。

小林さんは「日本で治療として実現するのは3年~4年後でしょうか」と述べています。がん治療の選択肢が広がることを期待しています。

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2017年8月26日 (土)

良寛のこんな詩

寝る前、まどろんでいると、

ふと、良寛のこんな詩が思い浮かんできた。

騰々(とうとう) 天真に任す
囊中(のうちゅう) 三升の米
炉辺 一束の薪
誰か問わん 迷悟の跡
何ぞ知らん 名利の塵
夜雨 草庵の裡
雙脚(そうきゃく) 等閑(とうかん)に伸ばす

立身出世など考えもせずに、ただ万事なるがままにして生きてきたが、今こうしてひとり雨音を聞きながら炉辺で冷え切った足を伸ばして暖を取ることが できることが至福の喜びだ。頭陀袋には乞食をしてもらってきた三升の米があり、暖を取る一束の薪がある。これ以上何が必要であろうか。

良寛のように飢餓の境で生きた真似はとてもできはしないが、名誉だの地位だの肩書きなど、競争や成果や他人の評価を気にして生きることが如何につまらないことかと思う。 今こうして痛みも悩みもなく、少し疲れた足を伸ばす気持ちよさをただ感じている。

中野孝次の『風の良寛』にこの歌が紹介されている。

風の良寛
風の良寛 中野 孝次

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2017年8月 6日 (日)

今日の一冊(76)『マチネの終わりに』

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マチネの終わりに

久しぶりの「今日の一冊」ですな。昨年から話題の平野啓一郎の恋愛小説『マチネの終わりに』

クラシックギタリスト福田進一が、小説とタイアップして演奏するCDを聞きながら読んだ。

◆小説「マチネの終わりに」概要
天才ギタリストの蒔野聡史と通信社記者の小峰洋子の二人を軸にした恋愛小説。
40代の苦悩、スランプ、PTSD、戦争、生と死、父と子、師弟、嫉妬等、様々なテーマが複雑に絡み合い物語が進んでいく。

マチネの終わりに

ま、恋愛小説はそれとして、平野のクラシック音楽に関する描写力には驚いた。音楽を文字で表現するのは難しい。どうしてもありきたりの、使い古された表現になってしまう。恩田陸の『蜂蜜と遠雷』もピアノ曲の描写がすごいと評判になっているが、この小説だってすばらしい。
バッハの音楽は、神聖ローマ帝国を舞台として1618年から1648年に戦われた「30年戦争」のあとに聴くからその意味がある。ドイツでは戦前の1600万人の人口が戦後は1000万人となった。3分の1の人々が死んだ時代だからこそ、バッハの音楽には、なお希望を見出す力にあふれていると言えよう。音楽にはそんな力がある。

バッハの生きた時代は、どんな時代だったのか、これまであまり関心を持たないでバロックを聴いてきたが、少し知識を持たないとダメだね。

無伴奏チェロ組曲第3番BWV1009より I. プレリュード。チェロで聴くプレリュードとはまったく趣が違う。ギターの方がより軽快というか、きらきらとしている。

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2017年7月 3日 (月)

今日の一冊(75)『人生の終い方』

1_2人生の終い方 自分と大切な人のためにできること 『終活』が盛んに話題になっているが、どういう人生の終わり方をするかは、人それぞれだろうが、突き詰めればこういうことだろう。

2016年5月に放映されたNHKスペシャル「人生の終い方」を書籍化したもの。

戦争体験を背負い、描き続けた漫画家の水木しげるさん。何気ない日常を写真に撮り、家族との笑顔の日々を残した。

昨年まで長く「笑点」の司会を続けて勇退した落語家の桂歌丸師匠。古典落語の継承が自分の使命と覚悟して、「高座で死ぬのが望み」だと仰る。

今日が人生最後の日だと思って生きなさい 定年直後に末期の食道がんが見つかった桑原誠次さん。終末は在宅で過ごすことを選択して、めぐみ在宅クリニックの小澤竹俊医師が「ディグニティ(尊厳)セラピー」を勧めるのに従い、「終末期の心を穏やかな状態に導く」9つの質問に答え、それを家族への手紙として残す。

  1. あなたの人生の中で、一番思い出として残っている出来事、あるいはあなたが最も重要だと考えていることはなんですか? あなたが人生で一番生き生きしていたのはいつのことですか?
  2. あなたが大切な人に知っておいてもらいたいことや憶えていてほしい、何か特別なことがありますか?
  3. あなたが人生で果たしてきた役割(家族内での役割、職業上の役割、地域社会での役割など)のうち、最も重要なものは何ですか?なぜそれはあなたにとって重要なのですか?そして、それらの役割においてあなたが成し遂げたことは何ですか?
  4. あなたが成し遂げたことの中でもっとも重要なことは何ですか?一番誇らしく思ったことは何ですか?
  5. 大切な人達に言っておく必要があると思いながらもまだ言えてなかったこと、あるいは、できればもう一度言っておきたいことがありますか?
  6. 大切な人達に向けてのあなたの希望や夢は何ですか?
  7. あなたが人生から学んだことの中で、他の人達に伝えておきたいことは何ですか?(息子、娘、夫、妻、両親、その他の人達)に残しておきたいアドバイスあるいは導きの言葉は何でしたか?
  8. 大切な人の将来に向けて役に立つような、伝えておきたい言葉、あるいは教訓めいたものはありますか?
  9. この半永久的な記録を作るに際して、他に追加しておきたいことがありますか?

郵便局で働いていた桑原さんは、40年前に、当時盛んだった労働組合運動で中心的な役割を果たしたことを、生きがいになっていたと語った。そして家族への手紙には「人生に悔いはありません。お母さん、政弘、真紀、ありがとう」と記されていた。

35歳でステージ4の腎臓がんと診断された小熊正申さん。まだ幼い兄妹がいる。「子どもたちに教えたいのは、立ち向かうこと、あきらめないこと」だという。

そんなパパの期待に応えようと、兄の海ノ介君はスノボの検定試験に合格することをめざしてみごとに合格する。

治らないがんを宿したがん患者が、大切な人に何を残したいのか、大切な人の心の中で生きていくためには、いま、末期の状態であっても、どのような人生を過ごしたいのかを考える。

死に方を選ぶというのは、生き方を選ぶということ。

死んだあとで、大切な人の心の中に、どのようなあなたとして「生き続けたい」ですか。

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2017年6月20日 (火)

今日の一冊(74)『がんに効く最強の統合医療』

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がんに効く最強の統合医療』(日本統合医療学会 監修)

がん研有明病院漢方サポート科元部長の星野惠津夫先生の近著です。
がん研を退職されたのですね。空海記念統合医療クリニック院長の肩書きになっています。

日本統合医療学会は、ちょっと評価に迷う団体ですね。ホメオパシーの帯津良一氏やエネルギー療法の川嶋朗氏がいるかと思えば、『がんの補完代替医療ガイドブック』の大野智氏もいる。そこが力を入れている空海記念統合医療クリニックに院長として行かれたわけだ。

されはさておき、本書の内容を先入観なしに紹介してみます。

がんで闘病中の皆様に申し上げたいことは、主治医の提案する治療法以外にも、有用な治療法はいろいろあるということです。
しかし、「がんが消える」と自称する本や治療法には、効果に乏しいものや、詐欺まがいのものも多数含まれています。
ですから、情報をしっかりと集めたうえで、正しいものを見極めて、治療法を組み立てる必要があります。
(「はじめに」より)

と、カバー裏に書かれています。日本統合医療学会が「患者のための統合医療ガイドブック」という位置づけで出したということです。

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第6章はそれぞれの専門医が執筆していて、膵臓がん患者にも気になる、血管内治療・ラジオ波焼却療法・KM-CART・ガンマナイフ・サイバーナイフ・ハイパーサーミア・腹腔内投与療法などの治療法が丁寧に紹介されています。骨セメント注入療法は知らなかったですね。

星野氏が本書で訴えたいことを端的に言えば、次の図のように

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なろうか。

わが国のがん治療医のほとんどは、自分の知っている治療法しか示しません。実際には化学療法しか知らない「化学療法専門医」や、手術の片手間に化学療法を行う外科医が多いのです。

自分の知っている抗がん剤の中に有効なものがなければ、「医学の限界」として、「もはや治療法はない」といってさじを投げ、患者さんを緩和ケアにゆだねます。しかし、それは「医学の限界」ではなく、その医師の「知識・技術・治療ネットワークの限界」です。実際には他に治療法のある場合が多いのです。

実際、私ががん研有明病院で診療したがん患者さんのなかには、担当医から「余命数ヶ月」と宣告されたにもかかわらず、本書に書かれたような統合医療により、長期間元気に人生を楽しんでいる方が少なくありません。

こうした考え方は、以前に紹介した『このまま死んでる場合じゃない』の放医研の岡田直美医師にも通じるものです。

カイジ顆粒などは、もっとがん患者にしられてもよいものだと思うのですが。最後の瞑想療法は、私も勧めているのですが、本気で取り組む患者は稀ですね。効果があるのだけど。

膵臓がんに関してもいくつか触れられています。手元に置いておきたい推薦できる新刊です。

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2017年6月 8日 (木)

『がん患者のための・・・』第2版 更新できます。

『がん患者のためのインターネット活用術 第2版』が、購入者には無料でダウンロードできるようになりました。

amazon から連絡があり、

Kindle ダイレクト・パブリッシングをご利用いただきありがとうございます。
『がん患者のためのインターネット活用術 』(ASIN: B072C2HCLG ) の、

更新版配信についての審査が完了いたしましたのでご報告いたしま

す。

お客様の本の変更点を審査し、以下の対応を実施いたしました。

本の購入者は「コンテンツと端末の管理」ページ (www.amazon.co.jp/gp/digital/fiona/manage) で「アップデートがあります」をクリックすることで、

本のコンテンツを更新できます。(この改訂について Amazon から読者へのメールの通知を行いません。)

注: 「コンテンツと端末の管理」の「設定」タブで、「本の自動更新 (Whispersync for Books)」の設定が「オン」になっている購入者には、

新しいバージョンが自動で送信されます。

とのことです。
先日の記事での「メールでの更新依頼」は必要なくなりました。

今後ともよろしくお願いします。

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2017年6月 6日 (火)

Kindle本 第2版になりました。

『がん患者のためのインターネット活用術』が第2版になりました。

大きな変更はありませんが、金魚さんから指摘された目次の不具合を直したこと、その他小さな修正です。

購入した本の自動更新は、

  • Amazonにログインし、各ページ下段にある「コンテンツと端末の管理」で「設定」タブを選ぶ
  • 「本の自動更新」をオンにする(デフォルトではオフになっている)

で自動更新されるはずです。(更新は最大で48時間後になります

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端末側の設定は、Kindle for Windowsでは自動更新になっており、オフにはできません。

Kindle端末をお持ちの場合は、自動バックアップ機能を有効にします。

  • Kindle whitepaperなら「本のWhispersync」を有効にします(通常で有効になっている)
  • Kindle Fireなら
    端末の自動バックアップを有効にする方法:
         画面を最上部から下にスワイプし、設定をタップします。
        端末のオプション、バックアップと復元の順にタップします。
        端末のバックアップをオンに切り替えます。 1日1回、端末がスリープモードのときにWi-Fiに接続され、自動的にバックアップが実行されます。

稀には以上の方法で更新ができないことがあります。その場合は、次の方法を試してください。

  • Amazonのログインして、「カスタマーサービスに連絡」に行きます。
  • 「お問い合わせの種類」で「AmazonデバイスとKindle無料アプリ」を選択します

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  • ①「どの端末についてお尋ねですか?」は何も選択せずに
  • ②「お問い合わせ内容を選択してください」で、「Kindle無料アプリ」を選択します。

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  • ③「お問い合わせ方法」では「Eメール」を選択します。
  • 「詳細を入力してください」に下記の通りに入力します。

更新版が出ているのでアップデートしてください。

本のタイトル:がん患者のためのインターネット活用術
ASIN: B072C2HCLG

以前このKindle本を購入しました。更新されているので最新版を再ダウンロードさせていただければと考えております。
新しいバージョンにアップデートすると、現在保存しているハイライト、ブックマーク、メモおよび読み終えた最後のページ番号が削除されることを、わたしは十分に理解しており、それらを了解したうえで最新版のダウンロードを申請します。

  • 「メール送信」ボタンをクリックします。

数時間後に返信メールがくれば、自動で最新版に更新されます。

 

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2017年5月26日 (金)

今日の一冊(73)『ここまできた重粒子線がん治療』

ここまできた重粒子線がん治療 重粒子線治療だけではなく、一般の放射線治療と陽子線、重粒子線治療の違い、重粒子線治療の特徴が、これまで出版された書籍よりも、より詳しく書かれています。

患者としては混乱しやすい専門用語、

  • トモセラピー:強度変調放射線治療(IMRT)の装置名。直線加速器(リニアック)からの高エネルギーエックス線を使う
  • 定位放射線治療(SRT):コバルト60の放射線を物理的に線量を集中させる「高精度照射技術」を使った治療法。その専用装置が「ガンマナイフ」
  • サイバーナイフ:画像処理技術との融合で患者の呼吸に合わせて照射野を移動させる「動体追尾放射線治療」の装置名称
  • 呼吸同期照射、画像誘導放射線治療(IGRT)

など、開発の歴史と概略が解説されています。

重粒子線の特徴も詳細に書かれていますが、膵臓がん患者にとっては、膵癌の腫瘍内部は低酸素状態になっているために、通常の放射線では効果が限定的です。しかし、重粒子線は拡大ブラッグピークという現象もあって、膵癌の腫瘍細胞を効果的に死滅されることができるのです。

たくさんの患者さんたちのインタビューは、実際の治療を受けた患者ならではの感想、実態が分かるに違いありません。

『すい臓がんカフェ』でも講演された林さんのインタビューも載っています。「がんとの戦いは、とにかく情報収集。総括的に見て、情報を取って、優先順位を決める。それがすごく大事です。」との言葉は、余命1年を宣告されながらも、抗がん剤治療を拒否して重粒子線治療を選択した林さんならではの重い言葉です。

がんとの戦いは情報戦。情報が命を救い、人生を変えることもあるのです。

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2017年5月24日 (水)

HBMの勧め

虎の門病院臨床腫瘍科 高野利実先生の著作『がんとともに自分らしく生きる』は以前に紹介しましたが、先生ご自身が著作とHBM(Human-Based Medicine)について書かれています。

市民のためのがん治療の会
Human-Based Medicine(HBM)とは『がんとともに、自分らしく生きる』

ここでは、HBM実践のための15箇条を紹介します。
    ① 医療は自分のものであると心得る
    ② 生老病死ときちんと向き合う
    ③ 自分の想い、価値観や大事にしていることを医療者や家族に伝える
    ④ 治療目標を明確にし、医療者や家族とも共有する
    ⑤ イメージに惑わされず、うまく情報の波に乗る
    ⑥ 最低限のエビデンスとEBMのルールを知る
    ⑦ リスクとベネフィットのバランスを考える
    ⑧ 自分にプラスとなる治療を受け、マイナスになる治療は受けない
    ⑨ 医学の進歩と限界を知る
    ⑩ 緩和ケアを積極的に活用する
    ⑪ 医療者や家族とよく語り合う
    ⑫ しんどいときは、まわりに頼る
    ⑬ がんとうまく長くつきあう
    ⑭ 希望を持って生きる
    ⑮ 自分なりの幸せをめざす

どれも大切なことですね。②はなかなか達観することは難しいにしても、いずれ訪れる「死」に対して、自分なりの価値観で整理しておくことです。私は良寛や老子など多くの先達に教えられました。

⑧も言うや易く行うは難し、でしょうか。副作用を我慢して最期の最期まで抗がん剤を打ち続ける。

がんであっても、自分なりの幸せを見つけ、充実した時間を過ごしたいものです。

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