音楽

2017年2月25日 (土)

foobar2000でDSDネイティブ再生<自分的覚書>

自分用の覚書です。

ネットワークステレオのサブ機で使っていたDACをKORGのDS-DAC-100mに交換した。Audiogate4は音は良いのだが、どうにも使い勝手が悪い。

foobar2000でDSDネイティブ再生ができるように設定したが、ネット上の情報が混乱し、古いので手間取った。今後の参考のために記録しておく。

KORGのDS-DAC-100、DS-DAC-100mを対象にしているが、他のDoP非対応のDACでも同様に使えるはずです。

以下の環境で検証しています。

  • Windows7 及び 10
  • KORG DS-DAC-100 及び100m
  • foobar2000 v1.3.14
  • ASIO suppert(foo_out_asio)  v2.1.2
  • Super Audio CD Decoder(foo_input_sacd) v1.0.6
  • ASIOProxyInstall v0.8.3

インストールするコンポーネントは上の赤字の三つ.

KORGの質問コーナーに、

・DoPに対応していますか?
DS-DAC-10、DS-DAC-100、DS-DAC-100mはDoPに対応しておりません。DSDネイティブ再生を行うには、WindowsではAudioGate 4(推奨)など、ASIO2.1のDSDオプションに対応したプレーヤーをお使いください。
DS-DAC-10RはiAudioGate for iPhoneによるDoP再生に対応しています。

と書かれています。

また、Super Audio CD Decoderは、バージョン0.9.7以降からDoP方式のみの対応となり、ASIO2.1によるDSD Direct方式は使えなくなりました。

しかし、旧バージョンの ASIOProxyInstall v0.8.3 を使えばSuper Audio CD Decoderの最新版をインストールしてもDoP非対応のDACでDSD Direct設定ができました。

フリーウェアは頻繁にバージョンアップされるので、古い危機に対応するには工夫が必要です。

以下の設定で上手くいった。

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2017年2月24日 (金)

DACを買い換えた

サブで主にBGM的に使っているDACがそろそろ寿命かなぁ。
タイムドメインスピーカーBauXar ボザール Jupity301 ジュピティ301 アンプ内蔵タワー型タイムドメイン・スピーカーにつないでいるONKYO WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U55SX(W)で、2008年に買ったもの。かれこれ9年になる。

メインのネットワーク・ステレオシステムは昨年KORGのDA-DAC-100に替えている。ASIO DSDネイティブ再生にしてから、高音、低音ともに満足している。

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サブ機のDACをどうするか。ONKYOの同型の後継機もあったが、製造中止らしい。あっても6万円以上。

KORGのDS-DAC-100の弟分であるDS-DAC-100mにした。

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内部回路も部品も兄貴分のDS-DAC-100と同等で、価格は11460円。Amazonのギフト券が残っていたのでこれで買った。

専用の再生ソフトAudioGate 4 がなんとも使いづらい。結局foobar2000でASIO DSDネイティブ再生に対応させるのに深夜までかかってしまった。ネットにある情報がどれも古いんだよな。

音には満足。インターネットラジオのMP3音源もflac音源もリアルタイムでDSD変換されて再生される。

バッハのオルガン曲は、低音に伸びが加わり、音が明確になった。タイムドメインスピーカーの特徴である低音の立ち上がりに時間遅れがなく、音程がはっきり分かる。パオロ・フランチェスキーニ, クラウディオ・ブリツィ & イ・ソリスティ・ディ・ペルージャのヴィヴァルディ「四季」は、秋の第3楽章のバチを叩く鋭い音に思わず後ろを振りかえるほどだ。平原綾香の「Jupiter」は最初の息を吸い込む破裂音が生々しくなる。内田光子のピアノ、ジェフリー・テイトがイギリス室内管弦楽団を指揮したモーツァルト ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466は、ピアノの調律法が平均律ではなく、ヴェルクマイスター第3といわれる18世紀の古典調律法でされているのだが、その違いが聞き分けられる。八神純子の「みずいろの雨」は高音が天まで届き、女性ボーカルの「シ」の破裂音がまったく生じない。

高音も低音も伸びやかなのに、聞いていても疲れない。BGM的に聞くにはこれが大事。低価格でも音質に妥協がない。

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2016年9月13日 (火)

モーツァルトのAdagio

CDはリッピングしてflac形式でネットワークドライブに保存してある。

再生はfoobar2000。

全リッピングの中から、モーツァルトのAdagioを検索してプレイリストを作った。

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結構あるもんだ。違う演奏者でのダブりもあるが、73曲もある。

朝はモーツァルト。DSDネイティブ再生で音も透き通っている。

このプレイリストからランダムに再生している。

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2016年7月31日 (日)

DSDネイティブ再生に挑戦

出張から昨夜帰ってきた。出張中にコメントやメールでいろいろ相談があって(膵臓がんに関してです)、返信するのにマウスが壊れて往生した。スマホでは長文は書きづらいし、タッチパッドには慣れていない。

今日はタイムドメインのスピーカにつないであるDACを変更するための作業。3年前につないだNOSDAC(Non-Over-Sampling-Digital-Analog-Converter)のDevilsound DAC、音は最高なのだが、最近低音の力不足を感じるようになった。

それになにかとDSD(Direct Stream Digital)流行り。05_2 このNOSDACをヤフオクに出したら3万円で落札されたので、コルグのDS-DSD-100を入れることにした。

コルグのプレーヤーアプリAudioGate4をインストールして、flacをDSDネイティブ再生する。

いいねぇ、情報量が格段に増えた感じ。低音も厚みがあって高音は華やかになる。

ただ、AudioGateが、曲を探すのに使いづらい。やはり使い慣れたfoobar2000が良いので、インターネットでさんざん調べて、必要なプラグインを入れて、DSDネイティブ再生ができるようになった。

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マーラーの交響曲がぐっと深みを帯びて聴きやすくなった。

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2016年7月 1日 (金)

モーツァルトはコルチゾールを下げる

今日は朝からモーツァルト。弦楽五重奏曲第3番、フルート協奏曲にクラリネット協奏曲を続けて聴いた。モーツァルトは大きな音で聴いていても、ついうとうととなる。サイモントン療法やマインドフルネス瞑想をやっているときと同じ効果があるようだ。

モーツァルトのクラリネット協奏曲はウラッハの録音をよく聴いてきたが、

   美瑛の丘にクラリネットの風が吹く

2013年の、アバドが指揮するモーツァルト管弦楽団、クラリネットはカルボナーレの録音が新しくて現在の最強録音だとの評判である。今はこれに心酔している。

このところストレスについて書いてきたが、タイミング良く、6月28日のLink de Dietに「音楽の癒やしの力:高血圧症を治療するためのモーツァルトとシュトラウス」の記事がある。

モーツァルトやシュトラウスを聴くと、血中脂質濃度と心拍数が低下するようだ、というドイツ・ルール大学ボーフムからの研究報告。

モーツァルトやシュトラウスのクラシック音楽には、血中脂質濃度と心拍数を低下させる効果がみられることが明らかになった。

モーツァルトとシュトラウスのクラシック音楽では、血圧と心拍数が著しく低下したが、ABBAの歌では実質的な効果がみられなかった。

コルチゾール濃度に関していえば、特にモーツァルトやシュトラウスの音楽を聴いた後、コルチゾール濃度の低下が、女性よりも男性でより顕著であり、参加者の性別によって反応は異なるようだ。

慢性的にストレスにさらされていると、コルチゾールがつねに体内に放出された状態になり、免疫系が抑制され、慢性炎症が起きる。モーツァルト(だけではなく音楽を)を聴くだけでコルチゾールが下がり、炎症反応が抑えられるという。

これは私自身が実感している。

2009年に「モーツァルトと脳内物質ドーパミン」で音楽療法について紹介しています。

音楽療法という分野があり、特にモーツァルトの音楽には糖尿病が治った、血圧を下げる、がん細胞の増殖を抑える、などの効果があると言われています。

モーツァルトが求め続けた「脳内物質」 (講談社+α新書)』(須藤伝悦)では、他の作曲家の曲には反応しないラットが、モーツァルトの曲を聞かせると落ち着いてのんびりしてくる。実験してみるとラットの脳内ドーパミンの合成を調整する化学反応が活発になることが分かり、なかでも高周波数の音域が重要であったと紹介されています。

モーツァルトが10代のときに作曲した曲、ディヴェルティメントや教会ソナタが特に効果的で、ディヴェルティメントニ長調第三楽章のアダージョ(K.205)を平均65デシベルの音量で聞かせたときが一番大きな変化が起きたといいます。
そして、モーツァルト自身が抱えていた病気を癒やすために、自分が心地よい曲を作曲したのだという結論です。

モーツァルトの音楽の特徴として

  • 高周波数領域の音が多く、創造性を活発にさせるエネルギーを持っている
  • 独自の音楽の反応スペクトルを持つ。スムーズな音の流れを生み出すフレーズの速いパッセージがあり、音の連なりに大きな運動性がある
  • 子供の心臓が脈打つような生理的リズム

を挙げて、こうした特徴がドーパミンの合成を促すのだと結論づけています。ドーパミンは情報伝達物質であり、免疫系とも深く関わり合っています。

脳内麻薬といわれるドーパミンだけではなくコルチゾールにも効果があるわけだ!。

映画「アマデウス」に登場するモーツァルトは、奇声を発したりする人物として描かれているが、その人物からどうしてこのような比類なき天上の音楽がほとばしり出てくるのか。不思議だ。サリエリが嫉妬したのも当然だ。

朝は絶対にモーツァルトだよなぁ (^_^;)

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2016年6月11日 (土)

スピーカーの修理

8年使ってきたスピーカーが壊れた。ボザールのJupity301、同じタイムドメインスピーカーDimension09の弟分。

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最近音が割れているなと思っていたら、エッジ部分が劣化して亀裂が入っていた。

購入したのが2008年5月。8年間使ったことになる。膵がんの手術が2007年だから、翌年に新しいスピーカーを買っている。ということは、転移・再発のことは頭にはなく、死ぬ気もなかったんだ。もちろん膵がんの予後が悪いことは分かっていた。しかし、まぁなんとかなるさという感じでいた。

(株)ボザールに問い合わせると、修理が可能だという。左右のスピーカーユニットを交換してオーバーフォール付きで11,600円。買い換えれば7万円はしているから、修理を依頼することにした。

海外のタンノイのスピーカーなんかは何十年前のものでも修理をしてくれるが、国内メーカーで長期に修理対応するところはめずらしいのではないだろうか。基本的に法定の部品保有年数を超えたら修理は難しいと思う。

今日修理が完了して届いた。新品時の音が甦った。

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2016年3月 6日 (日)

パソコンもオーディオも不調

最近になってデスクトップパソコンの調子がおかしい。ブルースクリーンが2度表示されて、今日はまた「ディスク ボリューム エラー」が出た。

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一応CHECKDISKはやったが、致命的なエラーにならないうちにハードシスクを交換した方が良さそうだ。購入したのが2012年3月だから、ちょうど4年になる。そろそろ寿命なのかもしれない。

内蔵ディスクはどのメーカーにしようかと思案中。現在のものは、Seagate社製のST1000DM003[AF]。AFT対応の1テラバイトのハードディスクですから、同じAFT仕様でないとOSが起動しないことになる。最近のHDDはほとんどAFT対応で問題はないはずだが、確認は必要だろう。

SeagateにするかWESTERNDIGITALにするか、悩ましい。

オーディオのスピーカーも不調。音がこもる感じがし、叩いてやると一時的に正常になる。どこかの接続不良だろう。解体してコーンユニットを取り外したら、スピーカーコーンに接続されているファストン端子がぐらぐらして、軽く引っ張ると抜けてしまうほどだった。ファストン端子をペンチで加締め、接点復活材を塗布してやったら、みごとに低音の音量が増え、中音、高音も歯切れのよい音に激変した。

電気製品の接点メンテナンスって大事だね、と再確認した次第。アンプまわりの接点もすべて点検して接点復活剤を塗布。

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2015年10月20日 (火)

美瑛の丘にクラリネットの風が吹く

四泊五日の北海道旅行から昨夜遅くに帰ってきた。

4時起きで朝霧と朝焼けを狙い、夕陽と丘の風景を狙い、日中は撮影ポイントを駆け回って、夜は満天の星空を撮る。いつ寝るんじゃい!。

撮った写真データはノートPCに保存して荷物は宅配便で送ったから明日でないと着かない。写真の整理は明日以降になるが、美瑛の丘ですてきな店との出会いがあったのでその報告。

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美瑛・新栄の丘展望公園のすぐ近くに、十割蕎麦が旨いと評判の店がある。蕎麦好きの私としては、これは見逃せない店である。

四季の風

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地元産のそば粉を使った新そばは、注文を受けてからオーナーが打つのだそうである。この日は先客が4人しかいなくて、私の注文は10分ほどで出てきた。

強いコシのある蕎麦で、辛み大根のつゆと良く合う。香りも十分にある。常陸あき蕎麦のように少し緑がかっているのは旨い蕎麦の特徴である。デザートにブレンドコーヒーとババロアを頼んだが、富良野のぶどうが乗ったババロアはこれまたすてきな味でした。

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部屋の本棚には中野孝次の『清貧の思想』初版本があり、オーナーの人柄が想像される本棚である。オーディオマニアのオーナーらしく、真空管アンプやLPレコードが片隅に積まれている。壁には古いホルンやユーフォニウムが掛けられていた。

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気になったのは自作のスピーカー。このスピーカーには見覚えがある。数十年の昔、私が二十歳台のころにスピーカーの自作が流行ったことがある。その元祖が長岡鉄男氏で、彼が毎週記事を載せる「FMファン」を読んで、私も自作スピーカーの挑戦したことがあった。人気のスピーカーに「スワン」「スーパースワン」があった。バックロードフォーン型のスピーカーで重低音が良く出る。ただ、スワンはフルレンジ1本のはずだが、これは上にもう一つ着いている。オーナーが出てきて説明してくれるには、スワンの上級機だそうである。20Hzまでの低音が再生可能だと言う。「これでバッハのオルガン曲を聴いたら凄いでしょうね」と言うと、「建物が振動しますよ」とのこと。もちろん客のいない休日か夜でのことである。なんだか意気投合してしまった。

オーナーはやはり私とほぼ同年代、1944年生まれだという。リクエストもOKだというので、20世紀最高のクラリネット奏者といわれるレオポルド・ウラッハと、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏するモーツァルトのクラリネット協奏曲を選んだ。

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外には美瑛の丘の風景が広がり、風が吹いている。クラリネット協奏曲の第二楽章Adagioがこの風景にはよく似合う。確か1950年代の録音のはずで、決して録音のよいCDではないが、真空管アンプとバックロードフォーン型スピーカーで再生すると目の前にオーケストラが広がり、音場が忠実に再生されていることが分かる。クラリネットの音も柔らかでしかも輪郭がはっきりしている。このスピーカーで聴くクラリネットのまろやかな低音の魅力が堪らない。(私のタイムドメインスピーカーもこれに負けない結構よい音だよ)

モーツァルト クラリネット協奏曲 イ長調K.622 第2楽章 Adagio
もちろんウラッハではなくクラリネットは豊永美恵さん。

旨い蕎麦とケーキ、魂をゆさぶるような音楽を堪能でき、また是非とも行きたい店でした。

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『四季の風』遠景 『四季の風』蕎麦が美味しい

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2015年7月14日 (火)

バッハ:平和への祈り

昨夜の夕焼けは怖いほどでした。台風が接近しているためでしょうか。それとも国会で緊張感を増している「戦争法案」を象徴しているのでしょうか。

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一日、ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ第5番に挑戦している。レッスンで弾いたのはだいぶ前なので、ほとんど忘れている。書き込みを頼りに思い出しながら。

largoはなんとか満足できる(今の段階で)まで弾き込んだ。出だしのミ⇒ミの1オクターブのジャンプでいかに音を滑らかに繋ぐか。前の音の余韻を残しながら、しかも途中の音を出さずに次の高音のミにつなげるために、弓をいったん止めることで対処している。これで正解かどうか分からないが。

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さて、次は同じ5番のアレグロだなぁ。暑いからぼちぼちやろう。

「戦争法案」が15日にも衆議院で採決されようとしている。国会前に駆けつけたいのだが、15日から出張の予定になった。この暑さで反対派の動員も少ないだろうと、安倍総理、そんなことを考えているのかも。

千住真理子が今年のデビュー40周年を記念して出したCD『平和への祈り~バッハ:無伴奏ヴァイオリン全曲』を聴いている。バッハのチェロとヴァイオリンのための2つの無伴奏曲集は、やはりバイブルだよね。

千住真理子さんは次のように思いを語っている。

[バッハ録音への思い]
演奏活動40年間の想い出は、確かに私の身体と音に刻み込まれている。

デビューして以来、無我夢中で走り続けてきたこの期間、私には様々なドラマが降りかかってきた。

国内外のコンクールやそれにまつわる様々なハプニング、絶望や苦難、かと思えば人の優しさに触れ涙したこともある。

父の病死に続いた運命としか説明出来ないストラディバリウスとの出逢いと感動。

一番こたえたのは母の死である。末期ガンとの戦いは今まだ私の心に拭いきれない悔しさ、後悔と共にある。

だから、40周年、エンジンを全開にしてアクセルを思いっきりふみたい。
いま、私のすべてを聴いていただきたい。
               ――千住真理子

 

バッハが弾けなくなった時期が、私にはある。

10代の終わりから30歳になるまでだ。ずいぶん長い期間、私はあまりにも偉大なバッハに、あまりにも崇高なバッハに、押し潰されていた。

愛するあまり、受け止められない、そんな矛盾したバッハへの想い。

30歳を過ぎてから開かれた扉は、真摯に神に向き合う祈りの道だった。
だから私は祈る。バッハを弾くことは、祈ることなのである。

私は祈り続けたいのだ。

まだなし得ない復興にくるしんでらっしゃるかたがたと共に。大切な人を突然奪われた悲しみから立ち上がれないでいるかたと共に。
海を越えて、貧困にあえいでる人々、戦争に巻き込まれてる人々と共に。私は平和を祈るために、バッハを弾く――。
               ――千住真理子

演奏も録音もすばらしい作品でした。

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2015年6月 7日 (日)

ピアノコンチェルトはもう聞こえない

大塚博堂の「ピアノコンチェルトはもう聞こえない」にはこんな歌詞が付いている。

あの日は君の誕生日
学生街の名曲喫茶で
心おきなく話そうと
涙をこらえて約束したね
君はいつもきまって
チャイコフスキーをリクエスト
少し苦めのコーヒーも
一年前と変わらない

ゴールデン☆ベスト 大塚博堂 シングルス私の学生時代は、自分でレコードなど買う金もないから、クラシックを聴きたければ「名曲喫茶」へ行くか、FMをエアーチェック(こんな言葉、今の若者には理解できないだろうなぁ)するしかなかった。お茶の水や神田当たりには何軒かの名曲喫茶があり、ときどき仲間と行ったが、なかなかリクエストのチャンスが回ってこなかった。やっとリクエストすることができた最初の曲は、モーツァルトの交響曲第40番だった。

心なしか君が小さく見えた
いつの間にか僕は強くなっていた
風花舞う冬枯れの街に
ピアノコンチェルトはもう聞こえない

肩までのびた髪を切り
耳に光ったピアスまで
大人らしくはなったけど
しぐさやくせは変わらない

もちろん、博堂の歌詞で言う曲は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。歌の最後にこの協奏曲の主題がピアノで演奏される。

今日聴いたのは、マルタ・アルゲリッチのピアノ、アバド指揮のベルリン・フィル。チャイコフスキーのこの曲は激しいバトルのような名曲だが、アルゲリッチが弾くと、更に火花を散らす格闘技のような激しさである。それぞれ父親が違う3人の娘を持つ彼女の奔放な性格に似てか、一層激しい演奏である。

第2楽章はゆったりとした出だしで、柔らかなピアノの音色にオーケストラの各楽器がソロを奏でる。チェロのソロにも思わずほろっと聞き入った。が、またまた激しい演奏になっていく。

しかし、なんだなぁ、博堂の曲の少女のイメージとこの激しい曲、アルゲリッチの激しい演奏、印象がぜんぜん違う気がする。

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